

居間には青貝が散りばめられ、 城や 薔薇 が描かれている 小さい華やかな テーブル がいくつかあった。 底に暗褐色の絹地を当てた、 襞のある袋が付いている、 上品な小さな裁縫台もあった。 紫檀の机やマホガニーの ソファ用テーブルもあった。(中略) ジャイルズと自分のために二つのふかふかした 柔らかいゆったりした椅子を買って 暖炉 の両側に置いた。(中略) グエンダがカーテンのために選んだ布地は、 とり澄ました 薔薇の花瓶 に 黄色い鳥が止まっている柄で、 ごく淡いブルーの古風なさらさ木綿であった。 【A・クリスティー作「スリーピング・マーダー」】 |

昨日の雨は上がりましたが、なかなかすっきりという訳には参りません。
太陽は出ていますのに雷ゴロゴロ。ザ~ッと来て又、晴れて・・。
そう言えば、昨夜、休む前に眺めたお月様は
笠をかぶっていましたっけ。(明日25日は「下弦の月」)
そんな半月のお月様は、より親しみ深く感じられたものです。



上記のイギリスの古い家にも
レースは合いますね。
(「ヒルサイド荘」 と言うのだそうです)
このレース、ちょっと前に仕上がって
いたのですが、仕上げの糊がなくて
そのままになっていたものです。
でも考えてみれば、
これは窓辺を飾るレース。
ドイリーならいざ知らず、カチカチに
糊付けしなくても・・と思い至りました。
どうせ風に揺れるのですから・・
~なんて、体(てい)の良い言い訳。
その上、買い置きしていた、
カーテンクリップが見当たりません。
取り敢えずチェストの前にぶら下げて。
それはさて置き、もう一つ、
レースのセーター(前開き)に取り組んでいます。
と言っても根気だけですが・・。
ともすれば、挫けそうになる根気に鞭打ちながら花のモチーフ、40数個。
おまけに、使わないまましまっていた糸を使用しましたので(絹100%)、
糸と相談しながら臨機応変に変えて行かなければなりません。
こちらも本当は長袖にしたかったのですが、結局三分袖に。
あまり出番はなさそうな気がします。
兎にも角にも後、もう少し。
私の場合、モチーフを全部編んで・・
最後に繋げるというのは駄目で、編んでは繋ぎ、又、編み・・。
昔からテーブルクロスとかカフェカーテンなどインテリア関係のそれは、
どんなに大きくても、イソイソと編んだものですが、
衣服はもう一つでしたもの。何なのでしょうね。