

【「チオノドクサ(雪の栄光)」】

アンは窓を開け放って身を乗り出した。 子供たちの庭には既にレタスの新芽が 曲がった小さな列を作っていた。 夕日は楓林の後ろに柔らかく淡紅色に沈もうと しており、窪地から微かに子供たちの 美しい笑い声が響いて来た。 「春があまり美しいので、 眠って少しでも逃すなんて嫌だわ」 と、アンは言った。 【「炉辺荘のアン」 第23章】 |


昨日同様の快晴の朝を迎えました。晴れ渡った美しい空。
今日は全国的に見事に晴れマークが並んだようですね。
この空が被災地の方々の励みになれば・・と思わざるを得ません。
一方、予断を許さない状況の福島原発。
一向に出口が見えなくて不安は増すばかりです。
それにしても低レベルとは言え、
1万トン余りもの汚染水を海に流すなんて。
そんな事、絶対に止すべきでしょう。
既に海外からは農作物だけでなく、
チョコレートなどの加工品にさえ、規制がかけられているとか。
検査の強化は当然ですが、世界から 「汚染列島」 なんて、
レッテルを張られる事のないように・・と祈る事しか出来ません。
さて、冒頭の写真。
名前を知らない、この花は本当に小さな小さな花なのです。
初めは1、2輪だったものが、
今では1、2・・10・・数え切れないほど。
でも小さいので、それほど場所を取る訳ではありません。
何だか遠慮して咲いている気がして。
遠慮なんかしなくていいのに・・でも、精一杯生きています。
そしてもう一つの花は 「チオノドクサ」、別名 「雪の栄光」。
去年より今年はかなり遅く、雪のない季節に咲きましたが、今満開です。