

「ここにも美しい庭が ―― 何世紀もの美が蓄積された 美しい庭園がありました ―― それが今はどうでしょう? 無残に破壊され穢された姿となっています! 我々が戦っているのは僕らが子供の頃遊んだ あの懐かしい場所を他の男の子や 女の子達にとって安全な場所とするため ―― 全ての美しい健全なものを保持するためだと いう事を、僕は知りました」 【「アンの娘リラ」 第11章】 |

今日も雲一つない穏やかな空が広がっています。
そしてそれに続く淡いピンクの桜。
目の前の里山は、せいぜい200m位の低い山ですが、
人々は、こぞって桜の木を植えたのですね。
そのお陰で、居ながらにして楽しませて貰っています。
ただ今朝は、少々冷えましたが、これには 「花冷え」 という
素敵な言葉がありますものね。今日などまさにぴったりで、先人に感謝です。
ところで昨日は、震災から丁度1ヶ月でしたが、
相も変わらず地震活動、活発ですね。
一昔前までは震度5さえ稀(まれ)でしたのに、最近では常態化。
この日本、一体どうなって行くのか心配です。
その上、先の見えない福島原発。
今日は、国際評価尺度が、レベル5からレベル7に引き上げられましたね。
何とチェルノブイリと同じとは。
被害に遭わなかった私などが嘆いていても仕方ないのですが、
一向に出口の見えない現況に苛立ちを覚えます。

さて、今日は裏庭に癒やしを見つけました。それは野生の菫。
匂い菫のように香りこそありませんが、心和む花。
そして今日のタイトルと冒頭の写真。
先行き見えない時節柄・・もし、「幸福行」 という列車があれば、
真っ先に乗車した事でしょう。そう、「オリエント急行」 のような列車なら。
トランクと、ちょっとアンティークな藤製のバッグ。小さめのパラソルを準備しました。
となりますと・・頭に、ちょこんと載った帽子とスカート丈の長い洋服でしょうか・・。
今日も私は、「想像の余地」 フル稼働です。
それにしても日本は、戦争を60余年して来ませんでしたのに、
今回の災害は、まるで戦争跡のような爪痕を残しました。
上記の記述も、第1次世界大戦のもの。
そう言えば 「チャタレイ夫人の恋人」 にも同様のものがありますね。
