【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

「幸福行」 の最終列車

2011-04-12 16:41:16 | リラのお気楽ユメ日記


「ここにも美しい庭が ――
何世紀もの美が蓄積された
美しい庭園がありました ――
それが今はどうでしょう?
無残に破壊されけがされた姿となっています!
我々が戦っているのは僕らが子供の頃遊んだ
あの懐かしい場所を他の男の子や
女の子達にとって安全な場所とするため ――
全ての美しい健全なものを保持するためだと
いう事を、僕は知りました」
                【「アンの娘リラ」 第11章】 


   今日も雲一つない穏やかな空が広がっています。
  そしてそれに続く淡いピンクの桜。

   目の前の里山は、せいぜい200m位の低い山ですが、
  人々は、こぞって桜の木を植えたのですね。
  そのお陰で、居ながらにして楽しませて貰っています。

   ただ今朝は、少々冷えましたが、これには 「花冷え」 という
  素敵な言葉がありますものね。今日などまさにぴったりで、先人に感謝です。

   ところで昨日は、震災から丁度1ヶ月でしたが、
  相も変わらず地震活動、活発ですね。

   一昔前までは震度5さえ稀(まれ)でしたのに、最近では常態化。
  この日本、一体どうなって行くのか心配です。

   その上、先の見えない福島原発。
  今日は、国際評価尺度が、レベル5からレベル7に引き上げられましたね。
  何とチェルノブイリと同じとは。

   被害に遭わなかった私などが嘆いていても仕方ないのですが、
  一向に出口の見えない現況に苛立ちを覚えます。



   
   さて、今日は裏庭に癒やしを見つけました。それは野生の菫。
  匂い菫のように香りこそありませんが、心和む花。
  
   そして今日のタイトルと冒頭の写真。
  先行き見えない時節柄・・もし、「幸福行」 という列車があれば、
  真っ先に乗車した事でしょう。そう、「オリエント急行」 のような列車なら。

   トランクと、ちょっとアンティークな藤製のバッグ。小さめのパラソルを準備しました。
  となりますと・・頭に、ちょこんと載った帽子とスカート丈の長い洋服でしょうか・・。
  今日も私は、「想像の余地」 フル稼働です。
     
   それにしても日本は、戦争を60余年して来ませんでしたのに、
  今回の災害は、まるで戦争跡のような爪痕を残しました。
  
   上記の記述も、第1次世界大戦のもの。
  そう言えば 「チャタレイ夫人の恋人」 にも同様のものがありますね。