小径のへりにはほっそりした若い樺が、 幹は白く、しなやかな枝で、 どこまでも立ち並んでいた。 羊歯や星花や鈴蘭や真紅の草の実が ずっとその径に沿って茂り、 空気にはいつも快い香気が漂っていた。 木々の梢では小鳥が囀り交わし、 風がひそひそ囁き合ったり笑ったりしていた。 【「赤毛のアン」 第15章】 |
昨日、午後から降り出した雨は、朝には上がりました。
と言っても、ごく弱い小ぬか雨でしたが・・。
そんな雨も桜が、とうとうこれで終わりかと思うと、
無性に淋しさを覚えたものです。
それでも今年は随分長い事、楽しめましたものね。
良しとしなければいけませんね。
案の定その桜、今日は葉桜になりつつあります。
風が強かったので、気温のわりには寒く感じられ・・。
おまけに残っている花びらも、ひらひら、ひら~り・・。
雨と共に風も、桜にとっては大敵ですね。
~なんて、まだ言っています。
【梨園】
さて、私は連日の外出。
幸せ色の黄色い花は昨日でしたが、
今日は純白の花を。
ここには林檎の木こそ
ありませんが、良くしたもので
林檎の香りのする 「カモミール」 が・・。
そして樺の木の代わりに?
「梨の花」。今、満開です。
いずれも清楚な花。
カモミールは、まさに
「大地の林檎」 ですものね。
それにしても、このカモミール、
どこから種が飛んで来たのでしょう。
野生化しています。
私の家では何度植えても
いつの間にか綺麗に
なくなっていますのに。
可憐で愛らしくて大好きな花。
ある時は、マーガレットだったり、小菊のようだったり。
そんな中で1番華奢(きゃしゃ)で消え入りそうな花。
「ミモザ」 と言い、このカモミールと言い、私が好きな花には、なぜかふられてしまいます。
「リラ」 も1度も咲きませんし・・。今年こそは・・と思っているのですが・・。