【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ぶらっと京都

2011-04-28 16:05:25 | レトロ(素敵)な空間~散策

【銀閣寺】


ミス・マープルは海岸の遊歩道を渡り、
アーケードの脇の丘の方へ上がる
フォアー通りを歩いて行った。
この辺りは 古風な店 ばかりだった。
毛糸と手芸用品の店、お菓子屋、
ヴィクトリア朝風の夫人装身具、服飾専門店、
その他、似通った感じの店が並んでいた。
ミス・マープルは手芸用品店の窓を覗き込んだ。
        【A・クリスティー作 「スリーピング・マーダー」】 


   昨夕から降り出した雨は朝には上がり、起床時には太陽も。
  ただ、その後は晴れたり曇ったり。はたまたザ~ッと雨。
  相変わらず大気の状態は不安定です。

   おまけに今日は、7度近くの気温の下降も。
  何せ昨日は、蒸し暑ささえ覚える1日でしたから。

   さて今日も昨日の続き。(4月25日)
  それにしても、たった1日の話題で
  引っ張りますこと!

   あの日・・25日も、
  少々、天候が不安定でした。

   丁度、「そうげんカフェ」 で、
  食事をしている時にも、
  俄か雨が降っていたようです。

   勿論、食事を終えた頃には
  その雨も上がっていましたけれど。

   白川通りをぶらぶらと歩き・・。
  それは、まさに上記のミス・マープルそのもの。

   マープルよろしく、これは・・というお店を覗いたり。
  おまけに京都ですから 古風な店 には事欠きませんものね。

   その後、哲学の道から銀閣寺に。
  他聞に洩れず、ここも閑散としていました。
  
   普段でしたら月曜日とは言え、人で溢れているでしょうに。
  行き交う外人さんも、修学旅行生もチラホラ。
  私達はゆっくり出来て良かったのですが複雑な気持ちです。



   最後は、四条木屋町の
  「フランソア喫茶室」 に。

   ここはイタリア人建築家が
  京の町家を改築した、
  昭和9年創業のレトロな喫茶店。

   古くには芸術家や小説家が
  こぞって訪れていたそうです。
  
   お勧めの
  「ケーキセット」 を注文。

   私は今回で4回目ですが、
  改めて店内をじっくり眺めてみたものです。

   確かにイタリアバロック様式の店内には、ステンドグラスや、
  ロートレックの絵画などが並びます。そして低く流れるクラシック音楽。
  
   ただ、ここだけは思いの外、混んでいて、
  喫煙室しか空いていなかったのが何とも残念です。

   そうそう、セミウィンナータイプの珈琲は、
  俳優の故宇野重吉も、かつて好んだというまろやかな味わい。  
  
   店名の 「フランソア」 は、オーナーが敬愛する、
  ジャン・フランソア・ミレーに由来するとの事です。

        一部、追記しました。(’11 4.30)