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「『絹』 とか 『レース』 という言葉には魔法が こもっているではありませんか? 聞いただけでもダンスへ飛んで行きたくなります」 【「アンの愛情」 第19章】 やや肥えてはいますが、 未だに美しさを留めているその喉は いかつい 骨入り の 編んだ襟 に 囲まれておりました。 【「アンの幸福」 最初の1年12.】 耳には長い黒玉の耳飾りを付け、 痩せた喉には流行の高い 骨 の入った 網の襟 をまとっていた。 【「炉辺荘のアン」 第4章】 |
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今日は真珠色の空で明けました。
午前9時半頃、ザ~ッと雨。15分位、降ったでしょうか。
少しは涼しくなると思ったのですが・・。
その時、室温は30度、湿度は70%近く。
うだるような暑さ・・というのではありませんが、
これはこれで辛いものがあります。
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例の 「レースの肩掛けマント」 が
出来上がりました。パイナップル編み。
と言うより、ちょっと大きめの
襟と言った処でしょうか・・。
編んでいる途中、掛けてみましたら
凄く派手な気がして。
その上、早く身に着けたいものです
から気が急(せ)いてしまって。
そうそう映画でナンネルが掛けて
いたのは、アイボリーでしたので
早速、紅茶で染めたものです。
2枚目の写真は光線の加減で
随分、色が濃くなっていますね。
そう言えば肩マントは、
ケープの事ですよね。
でも、 チャティおばさん の
肩マントの方が古風な言い方で気に入っています。
やはりこれからも私は、「レースの肩マント」 と呼ぶ事に致しましょう。
それにしても出来上がったのは昨日ですから、正味3日で仕上がりました。
最近、とみに飽きっぽくなっていた私ですが、
欲しい物でしたら違うのですね。現金な私に呆れています。
ところで上記の引用文。
奇しくも “編んだ襟” とか “網の襟” が出て来ます。これは、レースでしょうか・・。
そして同じく繰り返される “骨”。これがよく分かりません。
襟の型みたいな物なのでしょうね、きっと。
このレース、ちょっと肩にあるだけで冷房除けになります。
それより何より優雅な気分に。たった1枚のレースの効用。イチオシです。