「今年の 夏 は何と楽しかったのだろう」 と、アンは思った。・・・その後から・・・ ハイランド・キティおばさんが言った事を 思い出して胸に微かな痛みを覚えた・・・ 「同じ 夏 は2度と来ませんよ」 (中略) そうだ、それが人生なのだ。 喜びと苦痛・・・希望と不安・・・変化。 絶えず変化するのだ! 変化せずにはいられないのだ。 古いものを放し、新しいものを胸に入れ、 それを愛するようになり、又、 それも順に放すのだ。 春は美しくあっても夏に屈せねばならず、 夏 は秋の中に身を没する。 誕生・・・結婚・・・死・・・ 【「炉辺荘のアン」 第35章】 |
昨日以上に不安定な天気の筈が、
雨は降りません。
それどころか青空も。
尤も昨日だって今にも降りそうで、
結局降りませんでしたもの。
それは駆けっこのスタートライン
に立って、いきなり不意打ちを
食らった気分。
~なんて。ここまで記した処で・・
何と雨! いきなりですもの驚きます。
でも、それが今年の特徴なのですよね。
でも雀の涙。
すぐに上がってしまいました。
さて、一向に治まらない残暑。
朝顔もしっかり咲いています。
しかしながら、そこかしこに
往く夏の気配を感じてもいます。
今年は随分遅く、今頃になって食用にもなる 「セージ」 が開花。(上から3枚目)
観賞用の 「ボッグセージ」 や 「チェリーセージ」 は、
それこそ長い事咲いてくれているのですが・・。
【インウォールクラータ】
こちらは、一時の面影こそない
ものの、まだまだ元気な 「半夏生」 です。
でも、もうそろそろ引退の様相。
淡化粧のそれは、いつの間にか
素顔に。スッとした立ち姿だったのに
少々、腰も曲がって来たような・・?
一方、まるで切絵細工のような
葉っぱは、「インウォールクラータ」。
側にはセージ類が所狭しと植えて
あるのですが、そちらは綺麗なもの。
葉っぱに香りのない
インウォールクラータが、
格好の犠牲になったのですね。
この季節、もう一つ面白いのが空。
今日も青空に浮かぶ白い雲で
しばし空中散歩を楽しんだものです。