今日は、昨日より天気は不安定・・
という事でしたのに、意外にも晴れ間。
となれば映画を観に行くのに
躊躇(ちゅうちょ)はありません。
早速、自転車で出掛けました。
僅か10分もあれば着きます。
でも、こんな風に気軽に足を運ぶ
事が出来るのも後、1ヶ月ちょっと。
気持ちは複雑です。(詳細は 【こちら】 を)
その映画とは、以前から観ようと決めていた、
ポーランド映画 『ショパン ~愛と哀しみの旋律』。
「ピアノの詩人」 として称えられ、数々の名曲を世に残しているショパンの生涯を描いたもの。
全編が素晴らしい彼の音楽に包まれ、それだけでも観た甲斐があったというものです。
そのショパン、キューリー夫人と共にポーランド人である事は有名ですね。
当時ロシアの占領下にあった祖国を離れ、フランスに亡命したという事位は
知っていても、曲以上にその生い立ちまで知ろうとした事はありません。
その意味でも、この映画には興味がありました。
この映画は、ショパン生誕200年を記念して作られたとか。
先日の映画、『ナンネル・モーツァルト』 より遅れる事、
100年弱(正確には7、80年後)の世界ですね。
相も変わらない、煌びやかで華麗なサロンコンサートには目を奪われます。
リストの計らいで、成功裡にサロンデビューを果たした、
フレデリック・ショパン(ビョートル・アダムチク)は栄光の階段を上ると共に、
稀大の人気作家、ジョルジュ・サンド(ダスタ・ステンカ)と運命的な出会いを果たします。
(尤も、それより前に偶然の出会いもあったのですが)
パリ社交界の寵児であり、年上の魅力的な女性との出会いは、
パトロン的な意味合いもあって、芸術家のお決まりコース? なのかも知れません。
ふと、ココ・シャネルとストラヴィンスキーを思い出してしまいました。
ただ今回は、ジョルジュ・サンドの子供達2人も一緒。
当然、母子家庭にハンサムな男性が居候する訳ですから、様々な葛藤があります。
ジョルジュ・サンドのショパンのみならず、思春期の子供達への愛の葛藤。
又、子供達のショパンに対する複雑な心の葛藤等など・・。
いずれにしても平穏に治まる訳はありませんね。
療養のために訪れた、スペイン、マヨルカ島では・・。
鳥を数える2人。1、2・・7羽。
「7は自分にとっては不吉な数字・・」~と言うショパン。
結核という病気を抱えての創作活動は10年にも及んだのですね。
結局、39歳で亡くなった訳ですが、その日は17日(10月17日)。
何かの因縁か偶然か・・どちらなのでしょう。
そうそう、やはり今回の映画でもこの時代の女性達のレースの使い方に私は釘付け。
先日と同様に肩マントは勿論、髪に巻いたり、首に巻いたり。
すっかり目の保養をさせて頂きました。