【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

花は盛りて緑萌ゆ

2012-05-16 16:36:26 | 香る庭の花綴り

【清楚に佇む香る 「マーガレット」】



【「ラベンダー」  ・  「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」】


・・・冬中自分の時間はほとんど
1分もなかったアンは春の喜びを衣裳いしょうとし、
文字通り庭で明け暮れした。
(中略)
「あんたは自分の旦那様よりも庭の方を
大事にするのですね、アニー」
と、メアリー・マライアおばさんが非難した。
「あたしの庭は大変あたしに親切なんですもの」
と、アンは夢見るように返事をした・・・・・          
                     【「炉辺荘のアン」 第13章】




【薔薇色の背景の中でキラキラ~☆】


   昨日の雨の朝とは違って
  今日は太陽燦々。

   しかも早朝に一雨来たようで、
  その自然の成せる業に思わず
  目を見張ったものです。

   木々や草花の葉っぱには
  キラキラと水滴が光り、
  まるで宝石を散りばめたよう。

   特に薔薇の葉っぱの周りには
  ぐるりと煌(きらめ)いて。
  それにしてもここでも薔薇。

   水滴だって素敵なアクセサリー
  にしてしまうのですから。

   ただ、滲(にじ)んだように
  なっているだけで、全く美を
  感じない葉っぱもありますのに。

   紫外線が気になる中で、
  まるでアンの如く、
  暇さえあれば庭に出ている私。

   ちょっとだけ・・のつもりが、
  ついつい長くなり、慌てる事もしばしば。
  イケナイ、イケナイ、“ちょっとの油断が大きな後悔” ですね。



【嗤(わら)う薔薇】

【直径15センチにも膨らんだ薔薇】


   さて、先日来からの薔薇が大きくその姿を変えれば、他の花も続々と続きます。
  中でも紅い薔薇は直径15センチにもなり、大きく口を開けて大笑いしているよう。

   「公爵夫人の薔薇」 も、時にこんな姿を見せるのですね。
   つられて思わず笑みがこぼれます。と言ってもやはり優雅ですけれど。

   その一方で、ひっそりと終わる花も。
  その代表格は、「西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)」 。

   脱ぎ捨てた衣を今度は1枚ずつ、身に着けて行っているようにも。
  下から上に少しずつ、少しずつ・・。瑠璃色の花が覆われます。
  名前の通り、古式豊かな奥床しい花に思えます。

   その対極にあるのがフリージア。宴の跡(食べ散らかした?)がそのまま残されていて。
  さぞかし宴は楽しかったのだと・・信じましょう。

   そうそう冒頭の写真。今、開花中のマーガレットです。
  3ヶ所(うち1つは鉢)に植えたのですが、
  日の当たり方によって少しずつ花色が違うようです。勿論、背丈も。
  満開が今から楽しみです。