レイチェル・リンド夫人 は台所の窓際で 刺子の布団 を作っていた。 数年前のある夕方、マシュウ・クスバート が 「仕入れて来た孤児」 のアンを連れて、 馬車を駆って丘を下って来た時にも、 夫人は今と同じようにして、 この窓際に座っていた。 (中略) レイチェル・リンド夫人は熱心に覗いて 「マリラが帰って来ましたよ」 と台所の長椅子に横になっている夫に言った。 【「アンの青春」 第8章】 |
【黄昏の空】
【17時15分】
【17時25分】
節分の今日は、快晴となりました。
昨日ほどの暖かさではありませんが、それでも暖かい方でしょう。
今日もストーブを消している時間が、かなりありましたから。
2月にもなれば随分、日が長くなった事に気付きます。
日中は、ほとんど雲がありませんでしたが、
ふと見上げた黄昏の空が美しかったので、パチリ。
青空が見える事に感謝ですね。
今日の私は、
セピア色の時間の中へ。
そう、例の屋根裏部屋雰囲気
満載の・・セピア色の空間です。
ここは、どういう訳か、
時間がゆっくり流れます。
少々、雑音がうるさいけれど、
ジャズのSPレコードを
手回しでかけましょう。
一杯まで回して、
戻っている間の僅かな時間が
レース編みの時間です。
電話だってダイヤルで
ゆっくりなのですから。
勿論、相手の顔を
思い浮かべながら・・。
~なんて。
セピア色と言えば、『アンの世界』。
そして、またしても私は、リンド夫人気分です。
尤も、彼女お得意は刺子(パッチワーク・キルト)で、
レース編みではありませんけれど。
でも、この時代の女性たちは何でもしますものね。
ところで、レースと言えば白ですが、私は焦げ茶色も好きなのです。
この色は単独ではあまり使えませんが、布と合わせれば、
意外にもアンティーク調に早変わりします。
又、古い物には良く合います。
先月求めた古めかしいランタンにと・・。
(レース編みのパターンは、前回と同じ物です)