


パントリー夫人は・・・(中略) 夫のバントリー大佐の右隣に しゃんとした姿勢で 腰をおろしている老婦人に目を注いだ。 ミス・マープルは 黒いレース のミトンをはめ、 肩には古めかしいレースの肩掛け を掛け、 白い髪を高く結い上げた上に、 レースの髪飾り を載せていた。 【A・クリスティー作 「火曜クラブ」より】 |


【蕾の山茶花】

快晴の朝を迎えました。
どういう訳か2月に入って、
週明けは必ずといっていい程、
崩れていた天気。
こんなお天気は随分、
久し振りのような気がします。
しかもそれは終日でしたから。
ところでここ何年か、
まるで枯れたようになっていた黄梅。
それでも機械的に水やりだけをしていたという代物です。
何年か振りに、こうして花を咲かせました。
今年は安倍総理も復活しましたし、復活の年なのかも知れませんね。

さて、白いレースが光を透かし、光を編むのならば・・
黒いレースは 「クラシック・モダン」 といったところでしょうか。
今日の ミス・マープル のような服飾品からインテリアまで。
黒のレースは、それをあしらっただけで、より格調高く気品あるものに変身します。
服飾品としては例の 「チャティーおばさんの 【肩掛けマント】 」 で実証済みですね。
現在編んでいるのは、ランプに掛けようと編み始めたのですが、
今、突然、ひらめきが・・。
真ん中の円を首周りの大きさにすれば、
いとも簡単に肩掛けマントが出来るではありませんか・・。
どうしてもっと早く気付かなかったのでしょう。
この方法ですと、容易にフリルも出す事が出来ますものね。
冬の間は、インテリア向けに編みましたが、これからの季節、
レースの出番は色々ありそうです。今のうちから準備しておけば万端ですね。