【再び迷い込んで ~ 路地裏】
鯖雲 は晴天のしるしであり、 馬の尾雲 は風が出るというしるしであった。 朝焼け は雨の前兆であり、小ドナルドの丘の 鬱蒼とした樅の木がくっきり間近に見える時も 雨の前触れであった。 【「丘の家のジェーン」 21.】 |
【7時38分の空】
【12時45分の空】
十五夜、そして二十四節季の一つ、
「白露(はくろ)」 の今日は、こんな空になりました。
この空ですと、暫くお天気が続く空ですね。
「白露」・・この頃から漸(ようや)く
秋気が加わって来るそうですが、本当にそうですね。
ただ十五夜、すなわち仲秋の名月は今日ですが、
満月は明日なのですね。今、庭に出て見ましたら・・。
東の空に、黄色味を帯びた美しい月が輝いていました。
【蔦のアーチのある家】
【森の家?】
さて、再び迷い込んだ
路地裏。
ここには決して
気取る事のない、
野趣溢れる個性的な
庭が、それぞれ
並んでいます。
出来るだけ
自然のままに・・。
だからと言って
手入れされていないと
言うのではありません。
敢えてそれを
コンセプトしたような。
駅裏の賑やかな所で
ある筈なのに、そんな
雰囲気はありません。
それどころか、
どの家も、まるで森の中にある家のよう。
おまけに路地裏ですから敷地がそんなに広い訳でもありません。
西洋朝顔が二階のベランダまで伸びている家があれば、
蔦のアーチをくぐって入る玄関。
町中であっても、その気概さえあれば、
森の家だって、アンの家だって、自由自在ですね。
勇気を貰える路地裏です。