【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

大人色に染まった秋色薔薇

2014-09-20 18:00:08 | 薔薇の追憶



【イナバウアー?】


【凛として蕾の薔薇】








「・・・一体、夏はどこへ行って
しまったんでしょうね? 
(中略)
小さい頃、あたしは夏の一方の端から
もう一方の端を見る事が出来なかったのよ。
果てなく続く季節のように
あたしの前に広がっていたんです。
今じゃ、『片手の幅だけ、一つの物語』
だけですわ」            
                   【「アンの愛情」 第23章】






   この所、良いお天気が続いていましたが、
  今日は珍しく真珠色の空に。

   こんな空ですと、(昨日もそうですが)妙に冷え冷えとして、
  一気に秋が深まったような気さえして来ます。
  まだお彼岸前ですのに。
   





   アン ではありませんが、
  一体、夏はどこに
  行ってしまったのでしょう。

   ここ何年も、お彼岸頃に
  やっとしのぎやすくなると
  いった事を繰り返して
  いましたものね。

   今年のように、
  夏を懐かしむなどといった
  感情は、久し振りです。

   そんな中、
  秋薔薇が、ひっそりと
  厳かに開花。

   最盛期に比べると少々、
  小振りながら、この季節の
  薔薇は、とりわけ美しくて。

   虫食いの葉っぱでさえ
  日が射せば、小さな灯りが
  灯ったよう。

   これは春にはない、
  秋薔薇の独特の風情です。

   秋の薔薇には百の色、秋の茎には千の色と言います。
  霜に焼けた何とも言えないグラデーションが、
  今年は殊の外(ことのほか)、楽しめそうです。