今日も、カラッとした秋晴れになりました。
今年は秋の訪れが早いですね。
そんな中、映画 「サウンドオブミュージック」
を観て来ました。1964年(昭和39年)の古い映画です。
そもそも私自身、本当に久し振りの映画観賞となりました。
実は、わが町の映画館で丁度今、
「新・午前十時の映画祭 ~ デジタルで蘇る永遠の名作」
と題して、古今東西の名作を各々、二週間ずつ上映しているのです。
今日の映画は、まさしくその中の一作という訳です。
この映画は随分、昔にテレビで見た事があります。
その時、感動した事は心に強く残っています。
その映画が上映されるとあっては、観ない訳には参りません。
最近、とみに重くなった腰も上がるというものです。
それにしても人間の記憶力のいい加減さ。
覚えているのは、「ドレミの歌」 を初めとする一連の音楽だけ。
物語の筋なんて、ほとんど忘れています。
初めて観るのと同じです。
それでも、やはり名作中の名作です。
今日、改めて感動して帰って参りました。
私の中でも、ベスト3に入る名作と言えるでしょう。
映画の舞台は、第二次世界大戦中。
まさにドイツに併合されんとしているオーストリアです。
又、この映画はドイツ軍に抵抗し、亡命せざるを得なくなった、
トラップ一家の実話をベースにしているそうですね。
とは言え、戦争を前面に押し出してはいませんから、
暗い映画ではありません。
どちらかと言えば、テンポがあり、
軽快で明るい映画でしょう。
天真爛漫な修道女マリアが、
トラップ大佐の7人の子供達の家庭教師として派遣され、
妻を失った事から傷付き、依怙地になった父親(大佐)と、
その父親から愛情を受けたいばかりに悪戯を繰り返す子供達。
その子供達を歌を歌う事によって救い、
家族の絆を取り戻す・・というものです。
勿論、最初に教えたのは、あの 「ドレミの歌」。
この映画は、改めて歌(音楽)の素晴らしさを教えてくれました。
同時にハモる喜びも。心が幸せでないと歌は歌えませんものね。
そうそう、草原を駆け抜け大空の下で歌うマリアに、
やはり私は、アン を重ねていました。
アンは歌こそ歌いませんが、詩を作りますものね。
でも、(アンと同様のロマンティックな詩を)
マリアは美しい声で歌うのです。
大佐も音楽を封印していたようです。
「エーデルワイス」 を歌う姿は、なかなか魅力的です。
それでも映画の中には戦争の悲惨さも垣間見えます。
でもマリアと大佐は結婚し、亡命は悲劇ですが、ものは考えよう。
成功するのですから、ハッピーエンドと言えますね。