【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

魔法の言葉

2007-05-18 17:18:09 | ハーブと香り雑学
  
       【野苺】           【野生のミント】           【何の花?】




   太陽は顔を出していますが、
  今日は久し振りに
  真珠色の空になりました。

   さて、この所、いい意味での
  言葉の効力というものを、
  しみじみと感じています。

   昨日の歯科医院での一駒、
  そして先日の叔母の事。

   叔母に至っては、「思った事は、
  はっきり口に出す事にしているの。」 
  ~とさえ、言っています。

   でも普通それは、逆の言葉の時、
  言われる事の方が、多いと思いませんか? そう言えば・・。
  あの 『赤毛のアン』 にもこんな記述がありました。

 


   「ありのままの事実だし、
  わしは誰に向かっても、事実を話す主義なんだよ。」
  
  と言う ハリソン氏 に対して・・・

   「でも、事実を全部言っていらっしゃる訳でもないわ。
  その不愉快な面だけを言ってるんじゃありませんか。
  だって、あたしの髪が赤いって、
  何度言いなさるか知れないけれど、
  あたしの鼻が、いい格好だという事は、
  一度も仰った事がないわ。」

                         【「アンの青春」 第9章】

   そう、その通り!! 
  言われた事に対し、ちゃんと自分の意見を的確な言葉で、
  その場で返すアンには、いつも脱帽したものですが、
  少なからず人間には、そういう傾向がありますね。

   いい事は黙り、嫌な事は口にする・・。
  なぜなのでしょう。






 
            【こちらも何の花?】                 【道端にカキツバタ】




   今日の写真は、昨日の帰り途、
  又々撮って来た、
  名前も知らない野の花です。
  何と小さくて可憐な花達なのでしょう。

   そして、庭の片隅に、
  とうとう私だけの場所を確保です。

   壺の上のテーブル部分だけ雨の日は、
  中に入れますが、そうでない日は出しっ放し。

   今日も庭のハーブを摘んでお茶にしました。
  外で頂くお茶は、格別な美味しさですね。

   側の黒っぽい(本当は濃緑)レース編み、
  今回は集中して編んでいませんので、
  いつもより大分ペースは遅いです。

素敵な場所

2007-05-17 20:48:34 | リラのお気楽ユメ日記



   夜通し降った雨は、
  朝には上がっていました。

   でも相当風が強かったようで、
  金魚草が咲いている辺りは、
  (こぼれ種なのですが)
  落ちた花びらで黄色の絨毯に・・。

   芝生の上に落ちていたそれは、
  拾ってポプリにしましたが、
  泥だらけになっている物は、
  仕方なくゴミ箱行きです。

   一気にその数を増やしたペチュニアは、
  もう地面に顔をこすりつけんばかりに
  していました。
   
   写真は、雨がすっかり乾いてからのものですが、
  今年は、本当に元気です。



   軒下も限りがあり、
  まさかこんなに増えるとは思っていません
  でしたので、空いている所に植えたのですが、
  アダになりました。

   ここまで書き込んで・・
  ふと金魚草の “黄色の絨毯” の
  写真を撮らなかった事に気付きました。

   いつも慌てて片付けてしまうのです。
  性分ですね。

   又々、前置きが長くなりました。
  タイトルの 『素敵な場所』 の事を
  記さなければなりませんね。

   と、言っても・・最近、私が通い始めた、
  「街の歯医者さん」 の事なのですが・・。

   『素敵な場所』 としては、意外に思われるかも知れませんが、
  所謂(いわゆる)、歯科医院ですね。

   歯医者さんを選ぶポイントは、まず、
  何が何でも、お医者様の腕でしょう。

   勿論今、私が行っている
  お医者様の腕は、抜群です。

   それも然る事ながら、受付を初めとして
  病院全体の雰囲気が、実にいいのです。

   例えば・・もう診察椅子に座って、
  ちょっと待っている時なども、歯科衛生士さんでしょうか、
  「今日はお天気になって本当に良かったですね。」

   こぼれるような笑顔で、心からそんな風に言われると・・
  私も、本当に良かったと幸せ気分になります。

   そして、会計の際には・・。
  「今日は、これからどちらかへお出掛けですか?」

   「エッ!?」  
  「綺麗な洋服、着ていらっしゃいますから・・。」   

   別にそんな事はないのですが、
  着ているものを褒められて悪い気はしません。

   「有り難う!」  会話も弾みます。
  一事が万事、こんな具合です。
  道理で予約は2週間後まで満杯。 

   「歯医者さんて嫌なものだけれど、
  こちらの病院は、皆さん素敵な方ばかりで、
  こちらに伺うのが楽しい位なのですよ。」  

   そんな言葉も、いつの間にか素直に口をついて出ていました。

忘れられない味

2007-05-16 23:47:25 | 旅気分・夢気分
   夜になって降り出した雨。
  でも、今日まで本当に爽やかな日が続きました。

   日中は、少々暑くても日が落ちる頃になると、
  途端に温度は下がり、過ごしやすい快適な日々。

   さて昨日は、あの 「ジャスミン」 の
 香りに魅せられて早速、園芸店に足を運んだものです。

   でも、少し冷静になって考えれば、
  今が盛りの丁度この時期に売っている訳はありませんね。
  「ジャスミン」 しかり、「モッコウバラ」 しかり・・。

   思えば、今年はこんな騒動ばかりです。
  「ニオイスミレ」 もそうでしたし、
  全てが後手に回ってしまったのでした。
  何事も早めに準備しなければなりませんね。





 




   今日は、主人と待ち合わせ、
  「うどんすき」 で有名な
  『美々卯』 に行って来ました。

   と言うのも、例の叔父夫婦が
  以前、連れて行った、
  「ちゃんこ料理」 のお店の味が、
  忘れられないと、言うのです。

   それならば、下見を兼ねて・・
  となりました。

   どうせなら私は新地のあの有名な
  お店の方に行きたいのですが・・。



   そのお店が元の場所にある事を確認して、
  続けて 「ちゃんこ」 でもないだろうという事で
  私達は、『美々卯』 での食事となりました。

   こちらの美々卯にも何年か前に連れて行った
  のですが・・。人の好みは様々ですね。

   私などは、ちゃんこより余程、
  美味しいと思うのですが・・。
  ともあれ、下調べ? は、済みました。

   “あの味は最高だった・・” 
  と、思い出にして置いた方が、
  結構いい場合もあるので、そうならない事を願います。
  今度行くのは、10日後です。

今は昔~母子草

2007-05-15 20:22:06 | 路傍の花~道草
   連日、五月晴れの天気が続きます。
  様々な鳥の鳴き声に混じって、
  一際(ひときわ)美しい、
  「ホー、ホケキョ・・」 
  と鶯の声。

   パラパラと古い雑誌を
  めくっていましたら・・。

   “まだ緑の匂う昼下がり、
  お気に入りのテーブルを外に出して、
  今朝届いた絵葉書の返事を書きます”

   ~こんな文章を目にしました。                           
  ちょっぴり時代を感じる文章。

   絵葉書を書いたのも貰ったのも、
  随分、昔のような気がします。
  そう言えば、あの叔母は達筆です。

   流れるような水茎麗しい跡。
  このような文章が目に留まったのも、
  その叔母の事が脳裏に
  あったからかも知れません。

   もう少し前の時代でしたら、
  旅行中の北海道から、
  きっと絵葉書が届いた事でしょう。

   メールは確かに便利だけれど、
  旅行中に手紙をしたためる・・
  なんて風流さは、確実に奪われて
  しまったような気がします。



   今日も外出の帰り途、
  ついに今の季節にぴったりの 
  『母子草』 を見つけました。 

    何かの本に “母の日の頃、
  この花を見つける事が出来るでしょう”
  とありましたが、本当なのですね。

   昔、草餅と言えば、
  この母子草を使っていたそうです。

   それもその筈。
  「春の七草」の一つ、「ゴギョウ」 とか。

   黄色なのに、あまり目立たない珍しい花。
  でも名前のイメージで、どうしても優しい花に思えます。

   子供の成長を陰からじっと見守る、
  母の慈愛に満ちた眼差し・・と言った所でしょうか。  

ジャスミンの風

2007-05-14 16:25:44 | リラのお気楽ユメ日記
   今日も爽やかな
  五月晴れとなりました。
  暑からず寒からず。

   時折、“緑のそよ風”が、
  そよそよと吹き抜ける、とても
  気持ちの良い午後のひと時です。

   昨日の法事(主人方)は、
  主人の妹の家がお寺という事も
  あり、そこで行なわれました。

   叔父夫婦が、アメリカ
  (現在はハワイ在住)から帰国する
  という事は、先に記しましたね。

   私の楽しみの一つに、
  元女優だったという、
  美しい叔母に会えるという
  事もあります。

   女の私でさえ、
  こうなのですから、主人などは、
  子供の頃からの憧れだった
  ようです。

   それはさておき、叔母に会うといつも感じる心地良さ・・。
  一体、“それは、どうしてだろう・・?” と考えた時・・。

   当然の事ながら、『赤毛のアン』 
  のこの文章に、行き当たりました。

   


   “ジム船長は、このひまわり式の賛辞に、
  すみれの優雅さを込めて言ったので、
  アンは誇らしげにそれを受け取った。”

                        【「アンの夢の家」 第7章】

   


   ジム船長もそうですが、自然な会話の中にも、
  さり気ない優しい心遣いが、そこにあるからなのでしょうね。

   さて、冒頭の写真は 「ジャスミン」 です。
  私も、つい最近、junochoさんのブログ で知ったばかりなのですが、
  早くもこの存在に圧倒されました。

   義妹の家のすぐ近くのお宅の門柱に
  咲いていたものですが、これだけ見事ですと、
  その香りは、ずっと私達の後を追い駆けて来てくれ。

   そして、やはり・・と言いますか義妹の所にも・・。
  義妹の所のそれは、まだまだでしたが、
  それでも・・読経中にも風に乗って、
  いい香りが漂って来たのは言うまでもありません。

   これからしっかり育てるそうですが、それはそうですね。
  私だって断然、その気になりましたもの。



   頂いたお土産です。
  好物のマカデミアナッツ入りの
  チョコ。

   今では、日本でも容易に
  手に入るようになりましたが
  味は全然違います。
  本場の物には、叶いません。

   叔父夫婦は今日から
  北海道を旅行し、もう一度
  今月末の結婚式に出席予定です。
  しばしの別れとなりました。   

続 香り飲みませんか~♪

2007-05-12 16:18:58 | ハーブと香り雑学
  
       タイム            ラベンダーミント        レースラベンダー  



   今日も、昨日同様、爽やかな五月晴れとなりました。
  最近、日の出が早くて、朝日の写真が間に合いません。
  まして土曜日の朝ともなりますと・・・。

   さて、今日は丁度、緑の季節という訳で・・。
  それにあやかって、久し振りに
  ハーブティーが頂きたくなりました。

   幸い小さな庭には、いつの間にか
  ハーブ達が元気です。

   ツンと強い芳香を放つローズマリーと、
  優しい香りのミント、清々しい香りのタイム等など・・。



   そして、思いがけない所に種が飛び、こんな所に・・
  と、香りを頼りに、以前植えたハーブを
  見つけた時の喜びも心躍ります。

   あの太陽が、あちらのお家の向こう側に
  回ったら・・そろそろ、お茶の時間 ―― と・・・。

   とうとう、外でお茶を頂く事にしました。
  ベンチは手持ちの籐の木箱、ティーテーブルは、
  大きな壺が代わりです。

   トールペイントを施した木の蓋を乗せれば、
  俄かにテーブルに早変わりです。






 


   こうして、戸外で頂くのも、偶にはいいものですね。
  同じお茶ですのに、いつもとは違った味? になりました。

   そうそう、カップは、奇しくも、
  そろそろ終わりの季節を迎える、すみれの絵柄になりました。
  やはり、すみれは青ですね。

   ところで、明日は法事で一日中、留守にします。
  アメリカから叔父、叔母も帰って来て、話も弾む事と思います。
  ブログはお休みしますが、悪しからず。   

花の笑顔

2007-05-11 19:51:57 | 香る庭の花綴り
   風を感じると言うには、今日の風は少々強くて、
  そぐわない気もしますが、そんな言葉を使ってみたいような、
  本当に爽やかな五月晴れとなりました。

   5月と言えば、“風薫る季節” と、言いますね。
  風薫る・・。新緑の香りを運んでくれるのでしょう。

   昼間は、帽子を飛ばされそうな風も吹いていましたが、
  今は、やんでいます。夜に入って、ちょっぴり冷えて来ました。






  
 

   


   買い物のいつもの通り道ですが、
  ふと道端に目をやれば、僅かな時の間に、
  いつもの花に混じって新しい見慣れない花も混じっています。

   名前も知らない花・・。
  今日の爽やかな太陽の光を受けて、道端の花も嬉しそうです。





  




   一方、こちらは、昨日に引き続き、我家の庭です。
  俄かに存在を主張し始めた、
  ドクダミの間から昨日と違う
  色のペチュニアも・・・。

   そうそう、ドクダミと言えば・・。
  白い花が咲いたら、収穫です。
  乾かして 「ドクダミ茶」 を作ります。

   そして、ハーブの 「ボリジ」 も、
  綺麗な水色の花芽を付け始めました。

   このボリジ、葉っぱも花びらも、使えるのですよ。
  花びらは、ハーブティーに浮かべたり、
  葉っぱは、サラダに、パンの間に挟んだり・・。
  クセのない味です。



   こちらの薔薇は、
  ちょっと開き過ぎですが・・。
  でも、これも愛嬌ですね。

   


   “アンは、杯の香料をこぼしたような
  夕べの中へと出て行った・・。”

                      【「炉辺荘のアン」 第5章】

   

   ほんの少々、こんなアンの庭に近付いたかも知れません。

風が運んでくれた贈物

2007-05-10 17:42:07 | 香る庭の花綴り
   昨日は、5月とは思えない暑さでしたね。
  今日は、こんな朝の空でしたが、
  午前9時半頃からは、
  ポツポツと雨も降り出しました。

   気温も昨日とは雲泥の差で、もう1枚、
  薄手のセーターを羽織ってしまいました。

   又、荒れ気味でもあります。
  太陽が顔を出したかと思うと、
  雨が降り出したり・・。
  風も吹いています。



   さて、今日の花の写真は、昨日撮ったものです。
  そろそろピークを過ぎた感がある、すみれ達。

   上のお宅からのこぼれ種なのでしょうね。
  植えた覚えのないすみれが、2種類も・・。

   そして、切り戻した時に勿体ないと、
  地面に植えていた、去年のペチュニアが、
  沢山花芽を付けてくれました。 

   しかし、ペチュニアの花びらは、
  雨に弱いので、今日は心配です。

   そして、いつの間にか薔薇が大きくなっていたり。
  もう何年も前に植えていて、すっかり忘れていた
  カキツバタが花開いたり・・と。

   

   風が運んで来てくれた、菫と共に、
  こんな思わぬプレゼントは嬉しいものですね。

   いよいよ我家の庭も、花盛りになって来ました。
  そして、それと共にフル回転なのがポプリ作りです。

   梅雨に入る今のうちに・・と、せっせと張り切っています。
  菫に加え、最近になってペチュニアも加わって来ました。

   部屋の中も花びらに埋もれています。
  でも、これは嬉しい悲鳴。

   花びらに埋もれる・・
  ~なんて、何とロマンティックでしょう。






  
   カキツバタ        薄いピンクのペチュニア         ピンク

  
       赤              サーモンピンク    去年の八重咲きペチュニア


 



   ジム船長 の言葉ではありませんが、
  これらの花びらを集めていると、
  花も嬉しいのか、こぞって咲いてくれ、
  今日二度目の嬉しい悲鳴を上げています。      

私の好きな場所~レトロな空間

2007-05-08 22:28:26 | レトロ(素敵)な空間~散策
   今日も快晴の空となりました。
  この季節になると、
  だんだん日の出が早くなり、
  6時ちょっと過ぎには、
  もうこの太陽です。

   昨夜も休む前に月を見たのですが、
  今度は東南の空に、オレンジでした。

   この前よりは、赤味は薄かったのですが、
  やはりこんな色の月って、
  あまり気持ちのいいものではありませんね。






 


   今日は久し振り、美容院に行って来ました。
  その帰り、今日も廻り途。

   ここでは、もうお馴染みの・・
  いつものリラ版、『恋人の小径』 なのですが、
  今日のお目当ては、そこにあるクラシックな建物です。

   昭和初期の建物なのでしょうか。
  それは、私にとって大好きな場所でもあります。

   そしてなぜか、ほっと寛げる空間なのです。
  アーチ型の木枠の飾り窓、天然目の廊下、
  こげ茶色の木の香りのする家です。

   


   「これこそ、あたしのための場所だわ。
  前世よりの約束の場所だったのよ。」
          
                    【「アンの幸福」 最初の1年】

 


   こんなアンの言葉を借りるまでもありませんが、
  この先の梨園は・・もうその白い花も、
  すっかり終わって、今は緑のカーテンです。

   次の楽しみは、梨の果実のなる頃・・でしょうか。
  その梨の銘柄が書いてあったのですが・・思い出せません。



   そして、この建物です。
  これも相当クラシックですね。
  
   先の建物が洋館なら、
  こちらは、昔ながらの家。

   ここが公民館として今も
  現役ですから驚きです。

   ガラガラと音のする
  格子戸こそないものの、
  俄かに昭和の時代に、
  タイムスリップしたようです。

   何だか、村の寄り合い所と
  言った感じですね。

   一方こちらは、今日の夕日です。
  朝と同じように雲は、全くありません。

   それなのに・・。
  今晩は、月は全く見えません。
  一体、どこに・・?

   こんな事も、あるのですね。
  でも不思議です・・?

風薫る五月なのに・・

2007-05-07 18:17:02 | 路傍の花~道草
 




   昨日の雨も上がって今日は、
  快晴の空となりました。

   しかし・・いつもより寝坊してしまい、
  夜の明けるのが早い今の季節は、
  太陽はとっくの昔に頭の上です。

   「チ、チチ・・」 と午後の遅い、
  もう夕刻と言ってもおかしくない
  今の時間になっても小鳥の声。

   それに混じって、時折、
  「ホー、ホケキョ」 と、
  ちょっぴり間延びした、
  美しい鶯(うぐいす)の声も聞こえて来ます。



   本当に長閑(のどか)な緑の午後。
  でも、気分は最悪です。

   と、言いますのも私の最後の砦
  (とりで)と言ってもいい、歯。

   その歯の痛みに、
  とうとう襲われてしまったからです。

   そう言えば、アンの物語にも
  こんな件(くだり)がありました。

   



   “この厄日は実際には
  前の晩から始まっていて、アンは歯痛のため、
  眠れぬ一夜を明かした。・・・ 略 ・・
  しみじみ人生が馬鹿々しく、
  生き甲斐のないものに思えた。”
 
                            【「アンの青春」 第12章】

 



   元気印の象徴のようなアンでさえ、
  こうなのですから、痛みは嫌ですね。

   それより何より、生まれて初めて、
  治療しに歯医者さんに行ったという事が、
  私にはショックだったのです。
  まさに 「歯だけが命」? だったのですもの。

   それでも帰り途、こんな可愛い、
  野の花の写真を撮って来ました。

   そんな気分ではなかったのですが、
  愛らしい小さな野の花を見ていると心が癒されました。

   お陰様で、この時間になると、あの痛みも治まって来ました。
  痛みがいかにストレスになるか、改めて知った思いです。