【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

暮らしの中のバスタイム香

2007-05-06 17:16:17 | ハーブと香り雑学
   連休最後の今日は、生憎の雨となりました。
  生憎なんて、書いてしまいましたが、
  この連休の締めくくりとしては、丁度いいのかも知れません。
  今日位、ゆっくり家の中で寛ぐという意味で・・。



   さて、長いと思っていました連休も、
  今日で終わりです。

   今月は、月末の親戚の結婚式と
  後10日もすれば、アメリカからの
  客を迎える事になっていました。

   その事もあって、恒例の旅行は
  取りやめたのですが、今回は
  私の所はパスのようですので、
  ひとまず安心しました。

   ところで、先日、街に出たついでに、
  バスオイルを求めて来ました。(→のお皿も)



   そこのお店は、今時珍しくもありませんが、
  リーズナブルな値段で硝子の器に入った、
  様々なポプリを売っています。

   中でも、大きな蓋付きの硝子瓶の中に
  色とりどりの、カラフルな石鹸が入れて
  あったのですが、それが又、さながら
  ポプリのようにも見えたものです。

   飾りながらの収納というのもいいですね。
  そして果物などを入れる、
  台付きの丸い硝子テーブル状の器にも、
  数個の石鹸が・・。

   こちらは、埃に気を付けなければいけませんが、
  既成観念に捉われず、使い道は自由だという事でしょう。

   そう言えば、今はほとんど使わなくなった
  硝子のケーキドームに石鹸もいいかも知れません。
  (因みに現在は、ポプリを入れています)

   それにしても、一日の締めくくりのひとときを香りで・・
  なんて、今に始まった事ではありませんね。

   昔から日本人は、香りに特に拘(こだわ)っていて、
  バスタブその物を香木の檜(ヒノキ)で作ったり・・。
  折しも今は、「菖蒲湯」 の季節でもありますね。

   菖蒲湯の優雅さとは、比べ物になりませんが、
  せめてこのオイルで、リラックス&香りを
  愉しみたいと思っています。
  連休疲れ? をきっと癒やしてくれるでしょうから。

薔薇の詩

2007-05-03 23:48:36 | レトロ(素敵)な空間~散策
   今日は、こんな空で明けました。
  快晴です。

   東の窓のカーテン越しに
  射し込む光の一筋、二筋・・。

   この所、なりを潜めていた、
  「ホーホケキョ」 の久し振りの声に、
  朝の爽やかさが増します。

   昨夜は、宵の口に赤い月を見た事もあって、
  何となく嫌な気分になったものですから、
  余計に今朝の爽やかさに救われたものです。





   

 



   



   「・・・ 薔薇園 という名前だけでも
   頭のてっぺんから爪先まで
  ぞくぞくっとするほど嬉しいわ。・・・」
   

   


   ~とは、言うまでもなくアン ですが、
  そのアンさながら・・五月晴れの空の下(もと)、
  私も薔薇園を散策して来ました。



   様々な種類の薔薇に、
  出会うにつけ、やはり薔薇は
  美しいと素直に思います。

   花の中の華。女王ですね。
  こんな風に丹精込めて育て
  られたものは言うに及ばず、
  野薔薇に至るまで。

   それに、バラではなく、
  「薔薇」 と漢字で書くのが
  一番似合うなんて、妙に? 
  拘(こだわ)ったりするのも・・。

   そして、ご覧の通り、レトロな建物です。
  近代的なビルディングではなく、
  こんな歴史のある建物に、より惹かれます。





 


映画 「善き人のためのソナタ」~向こう側の世界

2007-05-02 21:42:36 | 映画の香り
   昨日の雨は、どうやら上がった朝の空。
  スッキリ・・という訳には、
  行きませんでしたが、
  そんな中、私は今日も映画館へ・・。

   その映画とは、もう既に3月、
  小劇場で封切られていた
  『善き人のためのソナタ』 です。

   米語ばかりに慣れ親しんでいる耳に、
  久し振りのドイツ映画は、新鮮でした。

   『グッバイ、レーニン』 以来ですから、
  実に2年振りです。



   舞台は、共産主義体制下の東ドイツ。
  ベルリンの壁が崩壊した、
  1989年の僅か5年前の事。

   監視組織、「シュタージ」 のヴィースラー大尉
  (ウルリッヒ・ミューエ)が、劇作家ドライマン
  (セバスチャン・コッホ) と、その恋人の女優、
  クリスタ(マルティナ・ゲデック) の監視、
  盗聴をして行くうちに、いつしか自由の世界に
  惹かれて行く・・というものです。

   一党独裁の恐怖政治の実態と、
  それらに振り回される人々の苦悩が、
  ひしひしと伝わって来ます。

   そんな、おぞましい国家の腐敗の構造が、
  実に淡々と描かれていて、それだからこそのリアル感。

   それにしても、氷のように冷徹なヴィースラが、
  盗聴器を通して触れる人間的な美しい世界に影響され、
  雪解けのように心を開いて行くさまは、感動的でした。

   ドライマンの弾くピアノ曲、「善き人のためのソナタ」 
  を聴き、一筋の涙を流すヴィースラ。

   芸術家カップルは、国家の圧力により悲惨な結末を迎え、
  ヴィースラー自身も左遷されますが最後には、
  ハッピー・エンド的な要素も準備されており、救われました。

   奇しくも前回、そして今回と、
  ベルリンの壁の崩壊を描いた映画を観ましたが、
  (同じく東ドイツ側からの視点) 両方共、
  心に残る大人の映画だったような気がします。     

花びら幻想

2007-05-01 17:02:30 | リラのお気楽ユメ日記
   今日から5月、連休の谷間の今日は、
  生憎の空模様となりました。

   それも冷たい雨です。
  昨日は、夏日だったと
  言いますのに・・。

   昨夜は又、月は望めないと
  思っていましたが、
  それでも夜空を見上げたものです。

   西の空には、おぼろ月が・・。
  たったそれだけの事ですのに、
  なぜか安心して眠りに着く事が出来ました。

 


   “5月という日々は、毎日美しく過ぎて行き、
  フォア・ウィンズの海岸は緑色になり、
  花開き紫色になった。”
 
                          【「アンの夢の家」 第31章】

   



   アンの島の紫色は、「すみれ」 なのでしょうね。
  日本の紫色は、「藤」 でしょうか。

   「あやめ」 もありますね。
  日本の5月もフォア・ウィンズに負けず劣らず、
  美しい5月であって欲しいものです。



    このデンドロビュームのお陰で、
   部屋は甘い香りで一杯です。

   今日のような雨の日は、とかく気分も
  滅入りがちですが、この香りの中にいると、
  家から一歩も出ないで、ここにいたくなります。

   奇しくも雨の日の丁度いい対処法になりました。
  窓を閉め切って外の世界から完全に遊離して
  しまいます。それも又、楽し、です。

   こちらは、今朝摘んだ花びらです。
  雨の日は、花びらが乾きにくいものですが・・。

   ランプシェードの上に置くと、
  ほんの10分もかからないで
  乾くという “奥の手”? 
  を見つけました。パリパリになります。

   随分前に、雨は上がっていたようですが、
  雲間から青空も見えて来ました。

   そんな微妙な光線に、
  レースの繊細な陰影が幻想的でもあります。

   そろそろ溜まった花びらを、
  レースのサシェスに移さなければ・・。

   先日の 『東京タワー』 の原作本も読まなければ・・
  と、しなければならない事が、沢山溜まっていて、
  こんな風にのんびりしている場合ではないのですが・・。