【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

爽やか気分香が一杯!

2014-06-18 17:18:28 | ハーブと香り雑学















「この浜辺の光と影の効果は見事ですわね」
アンも同意した。
「うちの小さな裁縫室は
港を見晴らしていますので、
窓際 に座って目の保養をするのですよ。
色も影も2分と続いて同じじゃ
ありませんものね」                  
                 【「アンの夢の家」 第10章】






   昨日の夜から降り出すとの雨は、最近では珍しく外れ。
  朝になっても地面は乾いたままです。

   ポツポツ・・と降り出したのは、何時頃だったでしょう・・?
  これもこの季節には珍しく、静かな雨です。

   その雨もいつの間にか上がり、
  つい先程まで薄日も射していたのですが・・。
  気が付けば再び降り出していて。相変わらずの大人しい雨です。
  







【「マロウ」 のポプリ】




【「マトリカリヤ」 のドライフラワー】



                                 【マロウ】
   さて、海こそ見えませんが、
  窓辺(窓際)って
  大好きです。

   (尤も断然、「山派」 の私。
  湖が見えたら言う事は
  ありませんけれど)

   兎にも角にも窓辺って、
  「想像の余地」 には
  事欠きませんものね。

   それでなくとも
  四季の変化を
  いの一番に感じる窓辺。

   そんな窓辺には、
  カフェカーテンが
  似合います。

   木々の緑や、柔らかい
  木洩れ日を室内に取り入れる
  のに、とりわけピッタリの
  ような気がして。

   何せ手軽に作れますし、
  模様替えも気軽に行なえます。レース、木綿、刺繍、アップリケ・・。
  枚数も、かなり増えました。ドライフラワーを飾っても素敵!

   アララ・・。今日も話が逸れました。
  ポプリの話題でしたね。

   ポプリ(薔薇、ジャスミン、三色菫)や、
  ドライフラワー(マトリカリヤ)の香りに、
  すっかり癒されている私がいます。

   これらは乾燥しても香りは逃げません。
  いいえ、より増しています。

   そうそう、今年は 「マロウ」 のポプリも。
  このマロウの花びら、お湯を注ぐとブルーになります。

   レモンを注ぐと今度はピンクに。
  そんな事から 「夜明けのティー」 と呼ばれるのでしたね。
  久し振りに【マロウティー】 もいいですね。

   このマロウティー、本当に何気なく・・だったのですが、
  奇しくも前回のワールドカップの時だったのですね。

   そう言えば、「サムライブルー」 の色ですものね。
  これは絶対に頂かなければなりません~!

自然の薬剤師 ~ ハーブ

2014-06-17 20:35:15 | ハーブと香り雑学





【再びブラックベリーの花】


【ブラックベリーの実】








「庭の塀の所に波のように揺れている
あの芥子けしをご覧なさいな、コーネリアさん。
今年はスーザンも私も家の芥子が
大自慢なんですのよ。
何一つ手を掛けて
やらなかったんですけれどね。
(中略)
毎年、何かしら、あのような嬉しい
びっくりする事がありますのよ。                
                 【「炉辺荘のアン」 第16章】






   梅雨の中休みが
  続きます。

   今日も薄日が射す、
  概ね晴れの天気と
  なりました。

   今回も幸いな事に雨は、
  夜になってからとの事。

   お陰様で庭から
  採取したどくだみ、何とか
  カビなくて済みそうです。

   尤も既にお茶として
  一番茶は頂いていますが、
  採取はまだまだ道半ば。

   しっかり採って
  置きませんと年内すら
  持ちませんものね。

   ところで、
  このどくだみの薬効。
  素晴らしいものがありますね。

   (10種の薬効がある事から、
  「十薬」 と言われているのは有名です。~貝原益軒)

   2千年以上も前から民間薬として使われて来たそうですから、
  歴史も古く、今ではどこの薬局にも置いてありますね。

   話が前後しますが、冒頭の写真。
  連日、紫陽花ですけれど。

   今日の 『アンの世界』 もそうですが、
  毎年不作だった花が咲くなんて、やはり嬉しいものです。

   もうすっかり諦めていましたから、
  取り立てて何をしたという訳でもありません。

   ただ、この紫陽花には毒性が。
  勿論、今日のタイトルには合いませんし、
  ハーブどころか、口に入れると大変な事になります。
  お気を付け遊ばせ~。      

   例外ついでにもう一つ。
  紫陽花の花言葉は、「移り気」 「浮気」。
  当然、結婚式にはタブーの花とされて来ましたね。

   しかしながら、最近は様相が違うようです。
  それどころかこの紫陽花、人気なのだそうですね。

   小さな花が集まって、大輪の花に見える事から、
  「家族団欒」 という花言葉もあるようです。

   しかも1本でも花束に見え、リーズナブルな花でもあります。
  豊富な色も選べ、ジューンブライドの季節にも
  ぴったり・・という訳です。

   又、「辛抱強い愛情」 という結婚生活にふさわしい花言葉も。
  長い人生を共に歩み、二人の門出を演出してくれる花だとか。
  時代が変われば・・ですね。

   そうそう、ブラックベリーも例年以上の実を付けています。
  今年は、一体、どうしたのでしょう・・?









【「紫蘇(シソ)」】


【「藜(アカザ)」】



   話が逸(そ)れました。
  本来の話題に戻りましょう。

   すぐ上の写真、紫蘇も藜も
  わが家の庭に、勝手に生えて
  くれた・・自然の贈物です。

   藜の事は昨日も記しましたが
  専ら、目隠し効果と晩秋の
  かそけき風情を楽しむのみ。

   藜にも薬効がある事を
  知っていましたが、
  ほとんど無視状態。

   食した事もありますし、
  お茶として飲んだ事も。
  尤も1度きりですが。

   この藜の代表的な薬効は、
  「高血圧」 「動脈硬化」
  の予防、後、利尿効果。

   残すもの以外は
  捨てていましたが、
  これからはちょっと考えてしまいます。

   紫蘇はこれからの季節、薬味などにも大活躍ですが、
  解毒、鎮痛、利尿、精神安定等など・・。
  これにも様々な薬効があるようです。
  (~東城百合子著 「薬草の自然療法」 より) 

青と白の夢衣

2014-06-16 18:11:08 | 香る庭の花綴り















「ここは風が当たらないいい場所ですよ」
岩の所に着くとジム船長が言った。
「わしはよくここに座るですが、
ただ座って夢を見るのに
素晴らしい所ですて」  
               【「アンの夢の家」 第12章】






   こちらは今日も晴れとなりました。
  ただ夏さながらの日射しはありますが、空は真珠色。
  これも大気汚染のせいなのでしょうね。

   それでも、たった今空を見上げましたら、淡い水色の空が。
  でも悲しい事に、それさえも澱(よど)んで見えます。
  抜けるような青空・・久しく見ていないような気がします。







【今年も 「半夏生(ハンゲショウ)」】



   今年は、あまり雨が
  降らない梅雨ですが、
  雨が一番似合う紫陽花が、
  日毎にその青さを
  増しています。

   再三、お伝えして
  いますが去年は
  全滅だった紫陽花。

   今年はご覧のように、
  しかも2種類のそれが
  律儀に咲いて
  くれています。
  

   一方、半夏生。
  こちらは、どこでどう
  スイッチが入るのか、
  毎年この季節になりますと、
  忘れずに姿を見せくれます。

   尤も、蝶が舞っている
  かのように見える葉っぱは、
  やっと白くなり始めたばかり。

   これまで庭を席巻していた、
  どくだみの白い花と入れ替わるように咲いてくれる半夏生に感謝。
  青もそうですが、白い花は、気分が清(すが)しくなりますものね。

   そんな紫陽花や半夏生をボ~ッと眺めていられる場所・・。
  庭の片隅の、いつもの場所。そう、私だけの東屋? です。

   それにしても本来の場所より余程、気に入っている私。
  秘密基地のような感じがするのがいいのかも知れません。

   例の目隠しになる藜(アカザ)の背丈は、
  まだ30センチ程度ですからお話になりませんけれど。

   それが盛夏には紅葉の高さにまで繁るのですから、驚きます。
  おまけに晩秋には、かそけき風情の姿にと・・。
  毎年の事ながら、ささやかな楽しみは続きます。

窓辺の特等席

2014-06-15 19:06:06 | ハーブと香り雑学



【「マトリカリヤ」 のリース】












オリビア叔母さんは
ペギーと私が ポプリ にするため、
遅咲きの薔薇を摘む
手伝いに行っている時・・・
(中略)
この日の叔母さんはぼんやりと薔薇を摘み、
思いを遥か彼方かなたせている様子で
美しい花びらを小さな甘草かんぞうの籠に
振い込んでいた。
(中略)
色がめる心配のない西南の部屋の床に
新聞紙を敷き、その上に葉を広げた。                    
                     【「アンの友達」 7.】









【ベルガモット】







   昨日は概ね晴れましたが、それでも一時、
  パラッと来たものです。今日は一日中、太陽に恵まれました。

   となれば気温は上がり、真夏日に。
  しかしながら今日は湿度がありませんので、
  気温の割には爽やかです。

   ただ、気分の方は幾分、落ち込み気味。
  今日の天候の爽やかさが恨めしくなります。

   サッカー、日本、負けてしまいましたね。
  幸先良く先制しましたが。

   もし試合が昨日【14日】だったなら・・。
  展開は違うものになっていたかも知れません。

   ~なんて。ついつい縁起をかついでしまいます。
  そうそう、先日花芽を付けたベルガモットが開花。

   別名は、「松明花(タイマツバナ)」
  と言うそうですが、まさにそうですね。

   間違いなく今日の日本勝利を、
  祝ってくれると思ったのですけれど。















   とは言え、そうそう落ち込んでばかりもいられません。
  又々、ご近所の方が、マトリカリヤの花を持って来て下さいました。
  そんなこんなで。早速、リース作りをしたという訳です。

   土台は、ツリージャーマンダー。
  それに、ローズマリーとマトリカリヤを射し込みました。
  そのまま乾かします。

   それだけで、そこら辺が良い香りに包まれ・・。
  マトリカリヤは、カモミールの仲間ですから、
  癒し効果は、抜群です。精神の沈静作用もありますものね。

   ところで私は窓辺が大好きです。
  窓辺は1枚の絵画。しかも四季の変化付き? なのですから。

   アン もそうですが、こんな場所は私の特等席。
  唯一、時間を忘れる場所でもあります。

   そうそう、ここで、良い香りに包まれながら、
  採れ立てのどくだみ茶を頂く事にしましょう。
  薔薇の香蘭社製のコップで。 

好物はセージの花!!

2014-06-14 18:28:38 | 四季のスケッチ

















楽しい小さな蝶々のように見える
芝生の隅・・・
庭に咲いている芥子けしの花・・・
空にたった一つの大きなふわふわ雲・・・
金蓮花の上をぶんぶん飛び回っている
大きな熊蜂・・・
垂れ下ってリラの赤褐色せっかっしょくの巻毛を
黄色い指で触る忍冬すいかずら・・・吹いている風・・・                    
                【「炉辺荘のアン」 第36章】










【暁の紫】







   ドアの隙間からこぼれる力強い太陽の光。
  案の定、今朝は良いお天気です。
  起床時から太陽燦々は、本当に久し振りです。

   そんな今日。西洋朝顔に続き、日本朝顔が開花。
  てっきり、以前の 「薩摩の紫(ゆかり)」 かと思っていましたら・・。

   「暁の紫」 との栞が。今年、新しく求めたものです。
  こちらの朝顔は、そのまま “むらさき” と読むらしいです。
  ロマンティックな名前ですこと!

   日本朝顔が咲けば、“日本の夏到来!”
  いよいよ、そんな気持ちになりますね。








【黄色がかった揚羽蝶】


【羽根を広げれば一目瞭然 ~ こちらは常連の揚羽蝶】



   さて、飽きもせず
  今日も蝶の話題を。

   鶯の声と共に目覚めれば、
  日中は、相も変わらず
  蝶の乱舞。

   勿論、他の虫も千客万来。
  それは、『アンの世界』
  さながらです。

   そうそう、今わが庭で
  楽しい小さな蝶々
  のように見える”

  ~のは、「半夏生」
  でしょうか・・。

   まだまだ少しですが、
  今盛んに、その葉を
  白くしているところです。

   話が逸れました。
  本物の蝶の話題に戻ります。

   今日は2頭の揚羽蝶が
  連れ立ってやって来て。

   常連の揚羽蝶に黄色がかった揚羽蝶。
  どうやら、こちらは初めての飛来です。

   2頭一緒の所もあったのですが、写真はアウト。
  それにしても、様々な揚羽蝶がいるのですね。
  次は、どんな蝶がやって来てくれるのでしょう・・?  

香るハーブで “おもてなし”

2014-06-13 19:05:38 | ハーブと香り雑学












「・・・他にお客さまが
お見えになるんじゃありませんの?」
(中略)
「誰も来る事になどなっていないのですよ・・・
ただ、そんなつもりになってみただけなのです」
(中略)
「それで私はお茶の会を開く
ふりをしただけなのです。
お料理を作りテーブルを飾り、
母の婚礼の時の陶器を使い、
身なりも整えた訳なんですの」        
                   【「アンの青春」 第21章】






   待望の梅雨の中休み。
  しかしながら、今日も不安定なものに。

   晴れているのに、ザ~ッと来て。
  所謂(いわゆる)、狐の嫁入りですね。

   今日は、暫く雨が降らないという事で、
  庭のどくだみを20束程度、洗って干したばかりです。
  とは言え、どくだみは梅雨に咲く花。

   カビさせないためには、出来るだけ雨のかからない、
  風通しの良い所に干さなければなりません。
  雨はやはり困ります。








【香りのポット & ジャスミンのポプリ】



   さて、梅雨の谷間の今日。
  湿度も高い・・。

   それなのに、意外にも
  蒸し暑さはありません。

   梅雨寒とまでは行かない
  までも、少々のヒンヤリ感。

   そんな時が止まった
  ような昼下がり。

   つい眠気に誘われ、
  うとうと・・。

   こんな時、『アンの世界』
  の ミス・ラベンダー
  思います。

   兎にも角にも
  シャンとしなければ。

   そうだ、お客さまを呼ぶ
   “つもり” になりましょう。

   今日の身なり、小花柄のワンピースは、
  ミス・ラベンダーそのものではありませんか・・。
  ~なんて。

   そのためにはハーブの香りで先ず、
  お部屋をリフレッシュ。

   庭からレモンユーカリ、ローズマリー、
  セージの葉っぱを摘んで来ました。
  たったこれだけですが、かなり香ります。

   特にレモンユーカリ。
  たった1枚ですが、オイルなど必要ない位に。

   そうそう、この後は一足先に採取した、
  どくだみ茶を頂きましょう。

   今、そのお茶を頂きながらPCを打っています。
  最早、どくだみ茶が、この季節ならではの、
  わが家の風物詩? になりつつあります。   

ごちそうはハーブの花!?

2014-06-12 22:41:51 | 四季のスケッチ














ひどい が鳴った。
青い剣のような稲光がひらめき、
雷鳴はランタン丘中、バリバリと音を立てた。
(中略)
「怖いかい、ジェーン?」
「いいえ」 ジェーンは勇ましい嘘をついた。
「ただ ―― 体裁が良くないわ」
父は大声で笑い出した。
「上手いことを言うね。
あんな雷はこっちの体面を潰す侮辱だよ。
だが、じきに通り過ぎてしまうよ。
もう、通り過ぎる所だ。
『天の柱は震え、神の非難に驚けり』・・・」                  
                  【「丘の家のジェーン」 21.】







   朝早い時間こそ曇り空でしたが、その後、日射しも回復。
  それでも夜のうちに雨が降ったようで、庭の木々は濡れています。
  尤も今朝は、地面は乾いていましたけれど。

   こんな風に夜のうちに雨が降り、朝方上がるのがここ最近の傾向。
  一番有り難い雨のような気がします。

   とは言え・・。天候が不安定なのは今日も同じ。
  夕方には(午後5時頃)、辺りが俄かに暗くなり、今夏初めての雷も。
  稲光と雷鳴は、今日の 『アンの世界』 そのものです。













                                     【「ベルガモット」】
   さて昨日に続き、
  今日も蝶が縦横無尽に
  庭を飛び回っています。

   しかしながら、紋白蝶を
  初め、お馴染みの蝶。

   勿論、昨日のアゲハ蝶も
  日参していますけれど。

   そうそう以前、
  ジャスミンと仲良しだった、
  ナガサキアゲハは、
  ちょっと久し振り。

   どうやら、セージと
  ゼラニウムの花に首っ丈!

   やはりと言いますか・・
  セージの花には特別、
  長いこと留まっています。

   今年は、なぜか草花が
  例年以上に花芽を付け、
  嬉しい悲鳴。

   いつも不作な紫陽花が
  珍しく花芽を付ければ、
  ベルガモットも4年振り。

   次に咲くのは・・? 期待も膨らみます。
  土の中の未知の部分は、まだまだあるようです。

梅雨季(つゆどき)の瑠璃

2014-06-11 18:22:58 | 四季のスケッチ





【セージはお好き!? ~ 「ブルーサルビア(セージの仲間)」】


【青味が増した 「紫陽花」】








「あなたは美とロマンスの
小さな魔法の世界に住んでいるような人よ。
『あたしは今日はどんな
嬉しい事を発見するかしら?』
――
これがあなたの生活態度に思えるわ、アン」     
                 【「アンの幸福」 第2年目5.】






   今日は曇り空。
  それは、今にも泣き出しそうな空ながら、
  雨は降らないで頑張っています。尤も先程、パラッと来たようですが。

   今年は蝶が多い事は先日もお伝えしましたが、
  本当に何頭も連れ立ってやって来ています。

   ところでこのアゲハ蝶、ローズゼラニウムの花で一杯の頃は、
  そこに留まっていたものですが、やはりセージがお好き!?

   瑠璃に赤に・・嬉しそうに飛び回っています。
  そして安心したように寛ぎ・・。
  










【セージはお好き!? ~ 「チェリーセージ」】




【「オーストラリアンブルーベル」】



                                 【「西洋朝顔~ヘブンリーブルー」】
   梅雨の季節に
  涼やかな瑠璃の花。

   少々、湿っぽくても
  蒸し暑くても・・

   朝の美人こと、
  「朝顔」 には、朝一番に
  そのあどけない顔で
  和まされ、癒され。

   その色も、濃い水色から
  水色、淡い水色、
  そして白と・・

   時間の経過と共に、
  その色を変えます。
  色と言えば・・。

   七変化の紫陽花ですね。
  つい先日の 「さ緑」 から
  一気に青味を増して来ました。

   こんな色の花が
  梅雨季(つゆどき)に
  存在する事に素直に感謝。

   ところで、アンの精神。
  「あたしは今日はどんな嬉しい事を発見するかしら?」

   小さな魔法は至る所にありますね。
  今日は薔薇の葉っぱ。まさに切絵の芸術です。








夏へと駆ける花たち

2014-06-09 17:22:17 | 四季のスケッチ







【先陣を切って開花した 「ブルーサルビア」 & 「チェリーセージ」】







片隅にどんなに機嫌を取っても
一度も花の咲かない薔薇の茂みがあり、
セーラはそれを 「気難し屋の薔薇」
といつも呼んでいたのが、見よ!
この夏には何年もの間秘められていた
美しさがあまたの白い花となり・・・・・                 
                    【「アンの友達」 6.】






   梅雨の晴れ間二日目。
  朝方はそうでもなかったのですが、
  時間の経過と共に蒸し暑くなっています。

   それにしても毎年、恒例となっているドクダミ採り。
  一応10束ばかり洗って干したのですが、
  もう少し採れば良かったと今になって後悔。

   今日は曇りと傘マークでしたので躊躇したという訳ですが、
  心配した雨は一向に降りそうにもありません。









   今年は例年以上に
  大量に花芽を付けた、
  ローズゼラニウム。

   それもいよいよ
  終焉となりました。

   それと入れ替わるように、
  今度は紫陽花が・・。
  尤も、この紫陽花。

   ここ何年かちっとも
  花芽を付けず、すっかり
  諦めていたものです。

   勿論、なだめても
  すかしても駄目。

   所謂(いわゆる)、
  「気難し屋の紫陽花」
  だったという訳です。

   まさに今日の
  『アンの世界』 の薔薇の如く。

   薔薇を紫陽花に言い換えれば、
  ピッタリではありませんか。

   そろそろ盛りの 「ドクダミ」 や、
  「半夏生(ハンゲショウ)」 は夏へと駆け抜ける花。

   一方、セージの仲間の先陣を切って開花した、
  「ブルーセージ」 や 「チェリーセージ」 は晩秋まで咲く、息の長い花。
  梅雨季(つゆどき)の花たちの競演、せいぜい楽しむ事に致しましょう。

薔薇映えの梅雨の谷間

2014-06-08 16:38:38 | 薔薇の追憶















ある木々は社交的に、枝を交えて
一緒に成長するのを愛する。

イルゼと私が肩に腕を掛けて、
内緒話をするように、
仲良く育って行くのである。
そうかと思うと、4、5本だけ塊合って
他からは離れている木もある ――
(中略)
それから又修道僧のように、
一人群れから離れて真っ直ぐに高く立ち、
空の風とだけ語っているのもある。

けれどもこういう木こそ
一番知る価値のあるものだ。
                【「エミリーはのぼる」 第19章】





   やっと晴れ間が戻って来ました。
  幸い雨は、ほとんど降りませんでしたが、
  大変な地域もあるようですね。

   今に始まった訳ではありませんが、
  確実に日本の・・いいえ、世界の気候がおかしくなっているようです。












   さて、今日も薔薇の話題を。
  【先日】 の 「オッペン化粧品薔薇園」 で求めた薔薇、
  「ラ・コンパッション」 が二度目の開花を見ました。

   まだ若い苗木ですので、沢山の花芽を付けるには
  至っていませんが、これから大きく育てて行こうと思っています。

   それにしても今日の 『アンの世界』 のフレーズ。
  勿論、薔薇の木の事ではありませんが、言い得て妙で思わず納得。

   “社交的に、枝を交えて一緒に成長するのを愛する”
  ~とは、今日の薔薇は蔓薔薇ですので、
  これからそんな風に成長して行くのでしょう。

   又、“一人群れから・・” 云々は・・。
  まさに、リラ版 「白い貴婦人」 を思わせます。

   そうそう、今日の薔薇にも名前を付けないといけませんね。
  「スイートな女神」 はいかがでしょう・・?

   豊潤な香りと共に美し過ぎる薔薇。
  ただ、ただ見ているだけで心、和みます。
  一日中、眺めていても飽きません。そう言えば・・。

   昨日BSで放送されていた寅さんの映画の中で、
  同様の台詞(セリフ)がありましたっけ。
  (映画 『男はつらいよ 「寅次郎真実一路』」)

   尤も寅さんの場合は薔薇ではなく、
  大原麗子扮するマドンナだったのですけれど。