



エミリーは大変に幸福だった。 美しい、古い庭は、眠たい、 まばたきする光の中で、 彼女に親しい友として 話しかけているようだった。 この場所の魅力に、 彼女は全く身を任せてしまった。 【「エミリーの求めるもの」 第9章】 |


【次から次へと花芽を付ける 「西洋朝顔」】
起床時、雨は上がっていました。
昨夜から明け方にかけて、かなり降ったようです。
雨上がりの庭って、好きなものですから、
ちょっとのつもりが、ついつい長居している私がいます。
開花が待たれる紫陽花や、いつの間にか姿を現した半夏生(ハンゲショウ)。
これもいつの間にか葉っぱが白くなりかけています。
そして庭の花も春の花から夏の花へと
姿を変えつつあります。

紅薔薇の話題を。
真紅、深紅の薔薇。
文字こそ違いますが、
どちらも真赤な薔薇。
それにしても薔薇は、
真っ赤な薔薇に
限りますね。
~なんて、いつも
言っていますけれど。
ところで、個人的には
同じ発音でも 「深紅」 の
文字の方が好き。
深紅の薔薇からは、
「深窓の令嬢」 と言った
イメージも加わって。
アン ではないけれど、
「想像の翼」 は広がります。
ところで勝手に深紅は、
深みのある濃い赤の事を言うと思っていましたが、
どうやらそればかりでもなさそうですね。
兎にも角にも深紅の薔薇は、格調高さは勿論、
何度も何度も花を咲かせ、楽しませてくれます。
そしてわが家の薔薇の中では一番、丈夫です。