『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

名人を超える

2021-09-10 06:39:00 | 製本
夏休みの間、
毎朝、一節ずつ
48日間書き続けた
『名人を超える』という
ファンタジック・リアリティ手法の
小説が完成したので、
三冊だけ製本した。

久しぶりの
中編小説だったので、
ひと仕事をやり遂げた
充実感と満足感がある。

自分が読みたいと思うものが
なかなか世の中にないので、
ならば、書いてしまえ…
というのが執筆動機である(笑)。

これは、
故・中島らも氏が
言っていたセリフで、
なるほどなと思ったものである。

市販の怪談物も
ちっとも面白くないので、
せっせと自分で考えては
小編を書き溜めており、
この夏は三篇を創作した。

十篇揃ったら
二冊目の『続 怪談奇談』として
製本化したいと思っている。




最近、
トンデモナイ「大ボケ」を
連発しているので、
我ながら辟易しているが、
ここにきて、また、
やらかしてしまった。

なんと、
書き上げたばかりの
『名人を超える』の「はじめに」を
今、書いてる
『魂理学試論』というエッセイの
「はじめに」を書いて、
製本してしまった(笑)。

しかも、
旧暦9月の「長月」を
「文月」(7月)に
勘違いもしていた(笑)。

それまで、全く気付かずに、
完成品を頭から再読しようとして、
初めて気が付いた…(笑)。

エ~ッ!!
と、自分がいちばん驚いた(笑)。

\(_ _)

もう、なんだか、
ニンゲンやめたくなった・・・。

( ;∀;)

本格的にボケはじめたのかなぁ…と、
マジで心配になった。

周囲から、
「どうしたんですか?」
と注意されるようになったら、
CT撮って脳の萎縮を
調べてみるつもりである。

ディメンツ(認知症/Dementia)
になったら、潔くSCを辞めて、
『恍惚の人』となって、
日がな一日、日向ぼっこでもして
年金で細々暮らそうかと思う(笑)。






通勤時の信号待ちで、
田圃の稲穂が
やや色づいて
頭(こうべ)を垂れはじめていた。

 実るほど
  頭(かしら)が下がる
   稲穂かな

・・・という句を
思い出しながら、
今月末は三男「夏穂」の
25歳の誕生日だな…と、
思い浮かんだ。

瑞穂(みずほ)は、
「瑞々しい稲穂」だが、
「夏の穂」もまた、
青々しく清々しい美しさと
その内に瑞々しさを湛えている。

次男の「鑑順」は
難字を当てて
読める人が少ないが、
「あきみつ」と読み、
「秋が充つる」という
日本的な美しい音韻を秘めている。

長男は「文治」で
「ふみはる」と
「春」を秘めている。





通勤途中にある
ベント屋『みどりや』で
300円の『天丼』を買って
職場に赴いた。

いつもは、
ご飯抜きの
タッパーベントだけだが、
体調不良もあって、
糖質制限食を解除し
通常食餌療法に切り替えた。

【医食同源】で、
食べて、飲んで、寝て、動く
というのがクスリいらずの
健康法である。






T中では
給食を頼んでいないので、
ひとりカウンセリング室での
"ぼっち飯"なので、
搬入したテレビデオで
グルメ番組を見ながら
喰っている。

大学時代から、
録り溜めたのが
100本以上あり、
昭和の頃の
『さすらいの食いしん坊』なぞを
視ながらやっている。





デルタ株に次いで、
今度は、南米コロンビア由来の
「ミュー株」なるものが
入ってきたそうだ。

ワクチン効果が1/7というから、
もうイタチごっこである。

先進国が
ワクチンを寡占しているから、
貧困国から新種が来入するのだ、
とコラムでは批判・啓蒙している。

ほんに、
コロンビア産は
コーヒーだけで
たくさんである。

(_ _。)・・・ハァ~



*********

『魂理学試論』


「はじめに」

 まだ二〇〇〇年になる前の世紀末と言われた一九九九年頃に、【魂理学】という独自の学際的な領域を考え出して、『魂理学入門』という一書を上梓した。

 ネットでも同じタイトルで長年アップし、数万人の閲覧を得た。

 還暦を過ぎ、そろそろ父が亡くなった歳に近づくにつれ、もう一度「たましい」とは何か、という答えのない命題に取り組もうと、これまで学んできた生物学や心理学、宗教学、哲学、量子力学などの知見をインテグレートして考察を試みてみた。

 ほとんどは、証明のしようがない、エヴィデンス・ベイストではない仮説・推論にすぎないが、自分が安心して死んでいける為の思考実験を介しての『物語創り』でもあるので、今は、ひとまず、腑に落ちる処までには至ってくれた。

 もし、死後生があって、あの世やらで自意識が保たれていて、なおかつ、まだ「たましい」と「存在論」について現世とおなじく疑問を抱き続けていたら、向こう側の神様なり、賢者にその真理を問うてみたい。
 
 それは、問題集を自分の力で解いてみて、あとで答え合わせをするようなものかもしれない。
 
        長月晦日 
              佐々木 修 







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