声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

母性いろいろ

2013-04-25 20:18:58 | Diary
今日の午前中は地域の子育て支援事業で、乳幼児の子守をしてきました。

小さな子供たちの可愛いい仕草や表情には癒されます。


安倍首相の「育休を3年、子供を抱っこし放題抱っこして職場に復帰…」

理想的ではありますね。

でも、現実的にみるとかなり無理があると思います。

職種や仕事内容によっては不可能なものもありますし、

私が一番問題だと思うのは、

「母性本能は母親になったからといっても、誰しもが普通に持っているとは限らない」という事です。


今から25年前の4月に次男を出産した病院で私が見たのは、
まさに母性の欠落した母親でした。

新生児室から赤ん坊が帰ってきた夜のこと、
向かい側のカーテンの奥から赤ん坊の泣き声が聞こえてきた瞬間、ピチャ、ピチャっと何かを叩く音がするのです。

最初のうちは、母親が自分の顔に化粧水でもパッティングしているのかしら?と思っていましたが、

どうやら、そうではなく
そのうち罵声が聞こえてきました。

「うるさいっ!だまれっ!」

そういいながら彼女は産まれたばかりの我が子を平手打ちしていたのです。

驚いた私は、すぐに同室の妊産婦と一緒に止めに入りましたが、

「どうして、赤ちゃんを叩くの?」

と訊くと、
「産む時、苦しい思いをさせやがって
腹が立った。」

と、その母親は平然と言うのです。

驚いた私は、すぐに婦長さんを呼びに行きましたが、

翌日も婦長さんのお説教を聞かされた
彼女は、
「こんな病院、出て行ってやる!」

と言って帰り支度を始めました。

さすがに、彼女の態度に驚いた旦那が
強い口調で
「オマエ、いい加減にしろよ!」
と窘めていましたが、

その時に思ったのが

母性愛は皆に自然に備わっているものと思いこむのは間違いだ、という事です。

事実、それが原因と思える事件が頻繁に起こっています。

育休3年論より、子供への虐待を防ぐために、社会全体で子供を守る政策を充実させるべきではないでしょうか。


清水由美 

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