恐らく多くの方が
「現代のベートーヴェン」に違和感を持っていたのではないでしょうか…。
私も、その一人です。
私は単なる音楽愛好者ですが、“彼”を扱ったNHKの特番を観た時点で、
不思議な違和感を持ちました。
実は、それまで彼の作品を聴いた事がなく、
「HIROSHIMA」を聴いたのはTVの特番が初めてでしたが、
聴いた時の感想は
( 想像以上に普通の曲だなぁ…)
…でした。
“聴覚障害の雑音に苦しみつつ生み出した音楽”…に期待しすぎたのかもしれません。
それ以上に違和感があったのは、曲の制作過程です。
真っ暗な部屋にこもって奥様?にも誰にも見せない…。
そして何時間か何日か経って焦燥し切った表情で、
「できました…」と言って部屋から出てくる様子に、
何だか、「つるの恩返し」のワンシーンを見ているような物語チックな印象を抱いたものです。
あの違和感は、そこに何らかの“嘘”があると直感したからでしょうか…。
嘘をついた事で、自分を苦しめる結果になった彼は今、何を思っているのでしょうか…。
あのTVの中で紹介していた被災地の少女にまで嘘をついていたのだとしたら…
それは、とても悲しい事です。
清水由美
「現代のベートーヴェン」に違和感を持っていたのではないでしょうか…。
私も、その一人です。
私は単なる音楽愛好者ですが、“彼”を扱ったNHKの特番を観た時点で、
不思議な違和感を持ちました。
実は、それまで彼の作品を聴いた事がなく、
「HIROSHIMA」を聴いたのはTVの特番が初めてでしたが、
聴いた時の感想は
( 想像以上に普通の曲だなぁ…)
…でした。
“聴覚障害の雑音に苦しみつつ生み出した音楽”…に期待しすぎたのかもしれません。
それ以上に違和感があったのは、曲の制作過程です。
真っ暗な部屋にこもって奥様?にも誰にも見せない…。
そして何時間か何日か経って焦燥し切った表情で、
「できました…」と言って部屋から出てくる様子に、
何だか、「つるの恩返し」のワンシーンを見ているような物語チックな印象を抱いたものです。
あの違和感は、そこに何らかの“嘘”があると直感したからでしょうか…。
嘘をついた事で、自分を苦しめる結果になった彼は今、何を思っているのでしょうか…。
あのTVの中で紹介していた被災地の少女にまで嘘をついていたのだとしたら…
それは、とても悲しい事です。
清水由美
