2年ぶりの日舞の公演での影ナレ。
つくづく日本の伝統音楽は涼しい音だなぁ…と思う。
一度にたくさんの音を聞いて疲れているせいか、
耳に心地よく、脳が安らぐ。
そして何より、指先にまで神経の行き届いた日舞の所作の美しさ…
小学6年まで日舞を習っていた時には
親の意に反して、
全く興味を持てず、お稽古が苦手だった自分が、
半世紀を経て、
今さらではあるが、新内や清元、大和楽などの邦楽に乗せて踊る出演者の姿を羨ましいと思う。
もし、あのまま続けていれば
今頃は、どのくらい踊れただろう。
折りしも今日は実母の10回目の命日…
娘時代から日舞を続け、病で倒れ足腰が立たなくなっても、
ベッドで手の所作らしい動きを練習していた実母の姿を思い出す。
舞台袖から出演者の踊りを観ながら、
生前の母の姿を重ねる自分がいた…
写真は母の艶姿↓
今日はゆっくり母の想い出に浸ろう…。