妙な夢だった…
が、たぶんコレは潜在意識の中にある自分の願望だ…
なぜ、こんな夢を見たのだろう。
そうだ、番組改編の時期だからだ。
夢の中の自分はいつも若い…
幾つぐらいだったのだろう。
20代?いや、30代かな?
放送局で番組制作スタッフ達と会議をしていた…
前任者が降板させられて、後任に誰が何を担当するのかという打合せ会議に出ていた。
降板させられる出演者と入れ替わりに私が入ることになるらしい。
しかし、それは決定ではなく
あくまでも候補に上っているという段階のようだった。
朝7時からのニュース番組だという。
(朝早いのはイヤだなぁ…)
と思いつつも、
(頑張らないと…)
じわじわと喜びに似た感情が湧いてきた。
夢とわかっていても、嬉しかった。
目覚めは、いつものようにMの肉球攻撃だったが、気分よく目覚めた。
「なんだろうねぇ」
Mに声をかけながら夢の理由を考えた。
あぁ、そうだ…
昨夜は寝る前まで夫と若い頃のツーリングの話をしていた。
友人のいる静岡に行く途中、高速道路で通り雨に遭って、
高架下で雨宿りした事があった…
KawasakiのKR250に乗っていた頃だ。
その頃が一番楽しかった。
当時は月〜金で京都のラジオ局の朝ワイドにレギュラー出演していたので、
怪我したら仕事を失う危険性があるというのに…
随分と無鉄砲な生き方をしていたものだ。
若さゆえの無謀さだろう。
当時の事を思い出したのは久しぶりだった。
そもそも、なぜ、そんな話になったかといえば、
TV番組でお笑い芸人が子供の頃のイジメについて話していたのに共感して
自分もイジメられっ子だった事を思い出したからだ。
「今でもイジメた男子の名前は忘れない」
と、私をいじめた2人の男子の名前をつらつらと口に出して、
ついでに、
「良いことは忘れているのに辛かったことは何故、こんなにはっきり覚えているんだろうね」
と話すと、
夫が
「じゃ、これまでで一番楽しかった思い出はどんな事だ?」
と訊いた。
それで
バイクで高速走行中に大雨に降られて高架下で雨宿りしたことを思い出した。
雨の生温かさが皮つなぎに染み込んでくる感覚や、
大粒の雨がシールドに落ちてきた時の情景が浮かぶ。
金曜日の生放送が終わってから、当時付き合っていたツーリング仲間でもある夫と大阪を出発した。
静岡の手前で大雨に降られる直前までスムーズに走行していた。
突然の雨も楽しめるほど、当時は気持ちに余裕があったという事だ。
レギュラー番組を持ち、仕事も順調で、私生活も休日ごとにバイク仲間とツーリングに出かけていた。
20代後半だった自分にとって、
遅れてやってきた青春を謳歌していたワケだ。
そんな時代の事を思い出しながら寝床についた。
夢は、当時の続きなのかもしれない。
今年もまた番組改編の季節がやってきた。
とりあえず今たまに出演しているラジオ局の番組は継続するらしい。
ありがたい。
気分転換にSNSのプロフ画像を変えた。
自分で画像編集すると写真も楽しい。