10年経っても遺族の悲しみが消えるわけではない…
あの時の恐怖も忘れる事はない…
インタビューからは、
そんな思いが伝わってきた。
5年半前の夏に夫と被災地を旅行した。
どうしても、自分の目で見ておかなくてはいけないと思った。
今でも、あの大川小学校の黒板に薄っすらと残されたチョークの文字が目に焼きついている。
遺族の方々は、
毎年3月11日が来る度に、あの日の時間を巻き戻して、
我が子を助けに行きたいと思うだろう。
10年前の3月11日14時26分の地震直後にはまだ、
みんな元気だったのだから。
大川小学校は、
震災遺構として保存される事になったという…
が、
なぜ?
なぜ逃げなかった?
なぜ、逃げられなかった?
という思いが強く残る。
あの場所に行った時に最初に感じたのは
無念…という思いだ。
それは、
きっと、これからも永遠に残る。