自衛官時代に
何故、私がダメ隊員だったかということは“根性がなかった”からだと、
このblogにも書いた。
せめて、三等陸曹くらいになるまで頑張ってから辞めればよかったのに
結局、2年で辞めてしまったことを
ときどき悔やむ事がある。
だが、
人生にはタイミングというものがある。
本当の事を言うと、
辞めようと思ったのは、
「隊舎の居室の窓際にある自分のベッドから見える月が、あまりにも美しくて眠れなかったあの夜に、突然聞こえてきた( このままでいいの?)という自分の内部の声が聞こえてきたから」
なのだが、
辞める時というのは、それなりに理由をつけなくてはならない。
そこで、
「体力の限界を感じた」とか
「他の世界をみてみたい」とか、
適当な理由づけをして辞めたわけだが
たぶん、一番の理由は
“組織が合わなかった”という事だと思う。
実は、
子供の頃から《群れる》のが苦手だった…
大勢で遊ぶより、あれこれ自分の妄想の世界で独り遊びをするのが好きな子供だった。
きせかえ人形を自分で描き、洋服をデッサンして色鉛筆で色を塗る…
切り取って、
あれこれ物語を作りながら一日中、部屋の中で遊ぶのが好きだった。
高学年になると、
ひとりでスケッチブックを持って近所まで行き、絵を描いていた。
今やってるNHKの朝ドラの主人公と一緒だ。
そんな子供時代を過ごした自分が中高と進むにつれて、
合唱部に入って“みんなで声を合わせて歌う”ことにハマって、
性格が変わった…と思っていた
…が、
本質は変わらないと気づいたのは、大人になってからだ。
音大から自衛隊音楽隊に入ってからずっと抱いていた“違和感”が、それだった。
無理して自分を封じ込めるていた…という事なのかもしれない。
昨日の《徹子の部屋》で
ゲストの檀ふみさんが画家の堀文子さんの言葉を紹介していたが、
《群れない、慣れない、頼らない》というのが、
堀文子さん流“ひとりで生きるための条件”なのだそうだ。
それを黒柳徹子さんが、
「それって出世しない条件なのよね!」
と、笑いながらフォローしていたが
自分に当てはめてみて妙に納得した。
出世とは縁のない生き方を選んだことに後悔はしていないが、
《群れない、慣れない、頼らない》
…は、
老後の生活を充実させるための条件であり、
ひとりで生きていくための覚悟だと思う。
それにしても、
堀文子さんに弟子入りを拒否されたという檀ふみさんのお話は愉快だったなぁ…。
クレマチスが最盛期です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/07/15d915e7c10585f6228c2f4c1a242e9f.jpg)
何故、私がダメ隊員だったかということは“根性がなかった”からだと、
このblogにも書いた。
せめて、三等陸曹くらいになるまで頑張ってから辞めればよかったのに
結局、2年で辞めてしまったことを
ときどき悔やむ事がある。
だが、
人生にはタイミングというものがある。
本当の事を言うと、
辞めようと思ったのは、
「隊舎の居室の窓際にある自分のベッドから見える月が、あまりにも美しくて眠れなかったあの夜に、突然聞こえてきた( このままでいいの?)という自分の内部の声が聞こえてきたから」
なのだが、
辞める時というのは、それなりに理由をつけなくてはならない。
そこで、
「体力の限界を感じた」とか
「他の世界をみてみたい」とか、
適当な理由づけをして辞めたわけだが
たぶん、一番の理由は
“組織が合わなかった”という事だと思う。
実は、
子供の頃から《群れる》のが苦手だった…
大勢で遊ぶより、あれこれ自分の妄想の世界で独り遊びをするのが好きな子供だった。
きせかえ人形を自分で描き、洋服をデッサンして色鉛筆で色を塗る…
切り取って、
あれこれ物語を作りながら一日中、部屋の中で遊ぶのが好きだった。
高学年になると、
ひとりでスケッチブックを持って近所まで行き、絵を描いていた。
今やってるNHKの朝ドラの主人公と一緒だ。
そんな子供時代を過ごした自分が中高と進むにつれて、
合唱部に入って“みんなで声を合わせて歌う”ことにハマって、
性格が変わった…と思っていた
…が、
本質は変わらないと気づいたのは、大人になってからだ。
音大から自衛隊音楽隊に入ってからずっと抱いていた“違和感”が、それだった。
無理して自分を封じ込めるていた…という事なのかもしれない。
昨日の《徹子の部屋》で
ゲストの檀ふみさんが画家の堀文子さんの言葉を紹介していたが、
《群れない、慣れない、頼らない》というのが、
堀文子さん流“ひとりで生きるための条件”なのだそうだ。
それを黒柳徹子さんが、
「それって出世しない条件なのよね!」
と、笑いながらフォローしていたが
自分に当てはめてみて妙に納得した。
出世とは縁のない生き方を選んだことに後悔はしていないが、
《群れない、慣れない、頼らない》
…は、
老後の生活を充実させるための条件であり、
ひとりで生きていくための覚悟だと思う。
それにしても、
堀文子さんに弟子入りを拒否されたという檀ふみさんのお話は愉快だったなぁ…。
クレマチスが最盛期です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/07/15d915e7c10585f6228c2f4c1a242e9f.jpg)