2階のベランダにようやく木枠ができた。
広島を訪問したIOC会長のニュースを見ながら、
オリンピック期間中は、世界のあちこちで行われている紛争も休戦する…という休戦協定の事を思い出した。
今回のオリンピックは《復興五輪》のはずが、
いつの間にか《平和五輪》にすり替わったのではなく、
本来の目的《平和》近づいたと言うワケだ。
被団協の関係者からは
『パフォーマンスで来られたのでは困る』と言う発言もあったが、
広島訪問に違和感を持つ人が多いのは、
チャイニーズ失言や、感染が落ち着いたら有観客に…などのKY発言も影響しているようだ。
ただ、それ以上に私が違和感を持ったのがは、あの黒いマスクだ。
慰霊碑に花を供えるのに、
いくらオリンピックのノベルティであっても黒いマスクはない…と思う。
黒いマスクは、
どうしてもファッショナブルなイメージが拭えない。
そう言うアドバイスをする人が周りにいなかったのは、
やはり、嫌われているからではないかな?
折しも東京では、
《黒い雨》判決を受けて、広島市長が上告しないようにと国に申し入れたらしい…。
原告は僅か84人、
そのうち12人は既に他界していると言う。
被爆者と認定されると医療費は、ほぼ全額国負担になる。
生前、40代で被爆者認定を受けていた私の実母は癌の手術を受けた時、
請求されたのはシーツのクリーニング代くらいで、請求額の少なさに驚いた事があった。
高齢になればなる程、医療費がかかる分、メリットは大きい。
生存している被爆者も年々少なくなり、
《ヒロシマ》が忘れられて行く中、
どんな形であれ、
世界から注目されることは、良い事であるには違いない。
そう言う意味では、
IOC会長の広島訪問は意義があったのかも知れない。
例え、パフォーマンスであったとしても…。
(ー ー;)