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ヤマザクラが満開だ。
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鄙びた別荘地に建つみすぼらしい我が家が1番美しく見える季節…ではある。
「Halを樹木葬にしよう」と言い出した夫が、
庭に穴を掘って
何の樹にしようかと悩んでいる…
ドウダンツツジにするか、それとも…何とかという一度聞いただけでは覚えられない名前の樹木。
夫が掘った大きな穴を目の前にして
私は思う…
私も樹木葬がいいなぁ…と。
もちろん家の庭はダメだけれど、
大きな桜の下に埋めてもらえたら、どれだけいいだろう。
近くに樹木葬墓地ができているが、
桜どころか、何となく地味な樹がショボショボと植えてあるだけで、
イマイチ、そこに入る気になれない。
妹の住む広島に大きな桜の樹木葬墓地があったと思うが、
実際に行くと画像と違っていたりするので
過度の期待は禁物だ。
お坊さんの友達でもいれば、
唆して理想の樹木葬墓地が造れそうな気もするが、
残念ながら私には、そんな友達はいない。
クラファンという手もあるが、
それをやるには返礼品を用意せねばならなぬ。
返礼品=樹木葬(一体分)というワケにはいかないのかしら?
とにかく樹木葬は風光明媚で美しい場所でなければならぬ。
何年か前にできた自然葬墓地も見学したが山の中の誰も行かないゴミ捨て場の横にあった…
一区画に、さっき撒いたばかり?と思えるような人の形をした白い骨の粉のようなものが遺されていたが、
風に乗って舞いあがり、近くの家の洗濯物にくっつくなんてのは困る。
故人への礼儀として、
美しい場所で弔うのが筋というものだろう。
ちなみに西行の有名な歌の中の
『…きさらぎの望月の頃』とは、
新暦では今頃らしい。
西行が望んだ安らかで静かな最期は諸説あるが、
歌のとおり桜の下で断食して自死に近い状況で亡くなったという…
桜の下で自分の最期をどこで、どのように迎えるかを考える。
病院でチューブに繋がれて苦しい思いで死ぬのはやっぱりイヤだな…
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