妙な記事だなぁ…と思った。
《職場放棄でエリート失格の可能性も》
という保護された警察犬クレバ号について書かれたネット記事の見出しにだ。
この記事を書いた記者は犬のことを、
どれだけ、わかっているのだろう…。
だいいち、
クレバ号が望んで警察犬になったワケじゃないだろう…。
都合の良い時には褒め称え、
都合が悪くなると犬のせいにする。
つくづく人間は身勝手だと思う。
盲導犬だって、
介助犬だって
警察犬だって
自分で望んだわけじゃない。
みんな人間の都合で、そう訓練された犬たちだ。
ただ、
一つ言えるのは、
彼らは“人間の役に立ちたい”と思っている。
今回のようなアクシデントは、
人間と犬とのコミュニケーション上の行き違いが原因ではないかと
自称、愛犬家の私は思う。
それは、恐らく“任務”や“目的”などと言った言葉では表現できない…
一番大事な根底にあるモノが欠落しているからだ。
昨日、
私はうっかり、
散歩に出かける前、
ベランダの入り口のガードの鍵が開いているのを知らずに、
Halを待たせていた。
リードをつけるまでの数分間だ。
それでもHalは、じっとベランダで待っていた。
もちろん逃げたりしない。
なぜか…
信頼関係ができているからだ。
犬によって個性の違いはあるが、
どんな犬にだって
人間から愛されているか否かは、本能でわかっているはずだ。
それと
クレバ号発見時に
《魚肉ソーセージやパンを与え落ち着かせた》
と記事にはあったけれど、
それからして、“愛”がなさ過ぎる。
探しに行くなら、
せめてワンコ専用のオヤツを持って行くべきだ。
記事が全て真実なら、
犬への“認識不足”を感じてしまう。
警察犬って日頃は、どんな生活をしているのだろう…。
とても気になる。
(ー ー;)