今日で左眼の手術から1週間だが、
眼内レンズに慣れないせいもあるのか
夜9時過ぎになると目がしょぼしょしてくる…
寝る前の読書もできないので目をつむって夜用の眼帯をつけて仰向けになっているのだが、
それが自然な睡眠導入には役に立っているらしく、
この2、3日は、よく眠れている。
…が、
たまに辛い夢をみる
昨夜の夢は、
銀行のキャッシュディスペンサーの前で操作が分からずオロオロしている自分の姿から始まった…
お金ではなく取り出し口から出てくるのはお買い物券のような物や誰かの忘れ物の書類ばかり…、結局現金は引き出せなかった。
そのうち、夫と息子が妙な3人乗りの車で迎えに来たが、
荷物を置く場所がなくて、しかも立ち乗りするような姿勢で走っていた。
私も夫も30代のようだが、
息子は小学生くらいだろうか…
ふと、
(今、自分は何をしているのだろう?)
と夢の中で思った…。
(あぁ、そうだ。母のところに行かないと…)
10年前に他界した実母は認知症を発症する前にキャッシュディスペンサーの前で、よくオロオロしていたらしい。
(そうか…母はもういないんだ)
夢と現実の狭間で、事実を思い出した。
広島にいる母に会いに行くのが、
あの頃の私の生き甲斐だった…。
どこからか、「今の生き甲斐は?」と訊く声が聞こえてきた。
(何だろう…何もないな)
そう思ったとき、急になんとも言えない失望感が襲ってきた…
そのイヤな気分で目が覚めた。
目覚めて考えれてみれば、
《生き甲斐》とは言えない程度の小さな楽しみは、幾つもある事に気づいた。
それは、
とても幸せな事だと思う。
一つだけ、わかってきた事がある。
《人やペットの動物を生き甲斐にしてはいけない、失った時の喪失感が大き過ぎる》という事だ。
妹は、
最近の私の顔が、ますます母に似てきたと笑う。
母は私の中に、いつも存在している。
そう思って亡き母に感謝しよう。
もうすぐ母の日だ。