この数日間、
仕事に打ち込むことで気を紛らわせた。
私の死生観は随分と変わったようだ。
実母の死から10年経ち、自分も病気を経験して歳をとったせいか、
子供の頃から祖母のもとで兄弟のように育てられた従弟の死についても、
まだ実感がないけれど、
それはそれで受け入れなくては…という思いで、この数日間を過ごしている。
60代で死を迎えることが早いか遅いか…と言えば早いには違いないが、
人生の長さは時間の尺度だけでは測りきれないものがある…
従弟の場合も十分に仕事して家を守り、趣味を楽しみ人生を全うしたのだ。
ギュッと凝縮した中身の濃い充実した人生だったに違いない…
自分はどうだろうか?
できれば自分自身で十分に納得して、その時を迎えたいと思う。
タイトルに惹かれ、衝動的に買ってはみたものの、
出張先で読むつもりだったが、
ペラペラ捲った程度で、まだじっくりと読んでいない。
《ゼロポイントフィールド仮説》云々を説く、この学者も、
結局は出版社の狙い通りに書かされている?
以前読んだ元東大病院医師の仮説とは違う観点から述べておられるのは面白いが、
私のアタマで理解するには、もう少し時間がかかりそうだ。
さてと、
これから自分はどう残りの時間を過ごせば良いだろう。
実にあっさりとした考え方だが、
人は早かれ遅かれ確実に死ぬのだ。
まずは目の前の仕事を片付けよう…
それから後は、
また時間の余裕のある時に考えよう。
時間がどれだけ残っているかは自分にもわからないけれど…。