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早朝から隣家の屋根の上でカラスが大声で鳴く
日中もガビチョウが近くの樹にとまって始終囀っている。
近所に豚を飼う家が一軒、
二軒先の牛小屋からは夜になるとモーモーという野生動物を警戒する鳴き声が響いている。
この時期は日が沈むと草むらからコオロギやクツワムシの鳴き声も聞こえてくる…
涼しくなったからと言って窓を開けると、
これが結構な大音量で、なかなか眠れない。
先だって、都会の喧騒に疲れて田舎移住した人が、
家の近くに流れるせせらぎの音が煩くて眠れなくなった…という記事を読んだ。
最初は心地よい音だと思っていても、ある時から騒音に感じることは多いものだ。
私の場合は、画眉鳥(ガビチョウ)がそうだった。
最初は庭の白樺に止まって鳴くのを見て、
「あら、可愛い声で鳴く鳥がいるわね!」
と目を細めていたのだが、
ある時から煩く感じるようになった。
四六時中、鳴き通しなのだ。
しかも、
「画眉鳥」をWikiで調べると《侵略的外来種ワースト100》だと書かれている…
いわゆる生態系を壊す外来生物、害鳥の一種らしい。
その瞬間から《可愛い鳴き声》が《ただの騒音》に変わった。
先入観を持たずに聞けば《善》であったものが、
ネットの記事を読んだ瞬間から《悪》になるのだ。
それが正しい記事なのか、それとも間違っているのか、
残念ながら知識の乏しい私には知る由もない。
人間世界でも、よくあること、
と言ってしまえばそれまでだが…
それにしても《静かな田舎》って
いったい誰が言ったのだろう?
騒音に負けずに発声練習(^^;;
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