声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

シューマンの「ライン」

2016-09-04 09:08:06 | 音楽



小さな庭に大きな赤唐辛子が実をつけました。


日曜の朝はTV「題名のない音楽会」を

楽しみに観ている音楽ファンです。


…が、

今朝のシューマンの交響曲第3番「ライン」

での、

まるでSNSの「ライン」と全く同じ発音の曲紹介には違和感がありました。



Rheinische…ライン川のもの

というのは、シューマンがライン川沿岸の風物を曲に盛り込んだ…ことから、

つけられた副題で、もともとの標題ではないと学生時代に教えられましたが

私は、これまでずっと「ラ」の音にアクセントがつく頭高型の発音だと思っていました。


ライン川だと「イン」にアクセントがつく中高型になりますが

昔は、「ライン」だけだと頭高型で発音していました。

名曲「ローレライ」でも、そのつもりで歌っていました。




シューマンの交響曲第3番の副題

「Rheinische」は、

翻訳ソフトで調べても最初にアクセントがついています。


じゃ、Rheinだけではどうか?


昔、買ったドイツ語辞典で調べると、




やはり、最初が高くなるアクセントです。




それが、なんなの?

と思う方もいるでしょうが…

固有名詞のアクセントは、大切なものだと思うのです。


例えば、

“真田丸”のアクセントは、「ナダ」が高くなり「マル」を下げて発音しますが、

試しに「マル」を下げずに

平板型か尾高型アクセントで発音してみてください。


まるで、コンピューターの音声にように不自然だと思いませんか?


交響曲のタイトルも同じです。



今朝の女性アナウンサーの「ライン」のアクセントでは、

曲のイメージが別ものになってしまった…

そんな印象を受けました。



アクセントは、年々、変わっていくものではありますが、


名曲のタイトルのアクセントまで、

今風に変えてもらいたくはないと、個人的に思うのです。

スミマセン、辛口で…

(~_~;)


しみずゆみ













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