声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

四月は君の嘘

2020-03-16 10:06:00 | 映画・ドラマ
昨夜、『テセウスの船』の間に流れる

生命保険のCMを見ながら

涙もろい夫が

「うっうう…」

と声を詰まらせていた。

歳とると本当に涙もろくなるものだが

泣けるのは良いことだ…。


もう、固くなって干涸びちゃったか…

と思うような渇いた心に

じんわりと染み込んでいく映画がある。


先週末の午後、

フジTVで放映された『四月は君の嘘』は

そんな青春映画だ。


山崎賢人くんのピアノ男子は

派手なパフォーマンスもなく自然で好感が持てる。


昔の俳優なら、

大げさに腕や指、はたまた肩まで動かして

いかにも“弾いています”的な

オーバーアクションだったが、

それがかえって、

わざとらしく見えたものだ。

広瀬すずちゃん扮するカヲリがバイオリンを弾くシーンにしても、

さりげなくて、とてもよく似合っている…。


2016年の映画だけれど

今をときめく若手俳優が、好演している。

特に、

山崎賢人くん扮するコウセイ君が後半で弾く

ショパンの『バラード1番』のシーンが印象的だ…

カヲリの幻影が消えて行く姿に

その“辛い事実”を察しながらピアノを弾く

コウセイ君の顔が、

涙なしでは観られなかった…
(T . T)


背後で鼻を啜っていた夫も

何か思い出したのかな?

ちなみに夫は、

『ソロモンの偽証』の時以来、

石井杏奈さんのファンらしい。


制服が似合うってイイね!


我々にも、

あんな青春時代があったんだよねぇ。

今年7月には

ミュージカルで上演されるらしいです。















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レコードコレクター

2020-03-15 16:43:00 | 音楽
散歩から帰ってくると

夫が注文したTVが大きすぎて今のままだと置けないというので

リビングの模様替えをすることになった。

レコードラックの中をいったん空っぽにするよう言われ、

出しながら階段に並べてみた…





引越しのたびに、いつの間にか少なくなっていき、

今あるのは800枚くらい…??

全部は並べられない。

アレま!

懐かしい…

私はBST派だった。





Halにぴったりなのが

出てきた。




今夜は、

『テセウスの船』が始まる前に

レコードコンサートだね!




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TVが壊れた

2020-03-15 14:50:00 | Diary
掃除機の吸引力がイマイチだなぁ…

と思っていたら、

ジャバラに穴が空いていた。


そろそろ、

ダイソンに買い換えようか…


と思って

昨夜から“ダイソン掃除機”で検索していたら、


今朝になってリビングのTVがつかなくなった。

とうとう…寿命が来たか。


買い物好きの夫は張り切ってヤマダ電機に出かけて行ったが、

どうしてこう…家電というのは同じ時期に壊れるのだろうか。

(ー ー;)


しかも、

先行き不透明なこんな時に限って、

余計な出費が重なるのは痛い。

(ー ー;)


それにしても...

買い物好きの夫が言うには、

日曜のスーパーは人がいっぱいだそうで…。

結局、行くところがないとなると、

一か所に集中するワケですね。

…大丈夫かなぁ。

これからHalと散歩に行きます。













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幻の21世紀枠

2020-03-15 13:15:00 | 報道 ニュース ワイドショー
むかしむかし…

私が高校生の頃、

島根県西部にある益田市から

毎月1回、

歌のレッスンで片道3時間かけて

島根県東部の平田市に通っていたことがあった。

出雲市から一畑電鉄に乗って

一人で、車窓の外に広がる長閑な田園風景を眺めながら

県内の音楽教育界では、
名の知られた声楽指導者の家に向かった。

平田は、

今は出雲市と合併したが当時は
まだ「市」だった。

小高い山の斜面に建つ、こじんまりした和風の指導者宅に着くと、

すでに、レッスン室手前の部屋は

音大受験する高校生たち4、5人で賑わっていた。

このレッスン室からは、

後に、

有名なバリトンやテナー、アルトとして活躍している声楽家たちが輩出されているが、

島根県の小さな町から、

声楽家として活躍できる人材が育って行った背景には、

“褒め上手”なM先生の存在があったからなのかもしれない。

そんな事を思い出したのが、

M先生の地元にある平田高校が
選抜高校野球の21世紀枠で出場するという
ニュースを見た時だった。

今回の中止は残念でならない。

21世紀枠であれ、

地方の小さな高校が全国大会に出場するチャンスが、

どれだけあるだろうか…?

どれほどの事であるか…を、今更ながらに考える。



かつて、私の母校の合唱部が

長野で開かれる全国大会に出ることになって、
祝いの電話を入れた際、

平田のM先生の教え子でもあった恩師が

「田舎の小さな学校が全国大会に出ると言うのが、どれだけ大変なのか…」

と話していた事があった。


その“大変”という言葉の裏には

いろいろな意味が含まれているのだろうが…

恩師は、それ以上語らなかった。


本当に、

…そうだろうと思う。

だから、

田舎の高校生にとって全国大会出場は“夢”であり“目標”なのだ。


気になって、平田高校のHPを見ると…


        (平田高校のHPより)


涙が出てきた…

がんばれ!





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インフォデミック

2020-03-15 10:33:00 | 報道 ニュース ワイドショー
インフォメーション(情報)
エピデミック(流行)

を合わせた造語だそうです。

真偽も定かでない情報がどんどん広がっていく…

“負の情報”が拡散される今の状態を指すそうです。

県内で新たに院内感染が疑われる事例が出たらしく

そのネット記事に、悪意ある書き込みがありました。

真偽も定かでないのに、
どんどん噂が拡がっています。

近所のスーパーでは
未だにトイレットペーパーの棚は空っぽです。

デマの元を出したと言われる人がネットで詫びても

在庫が十分にあるとニュースで取り上げられても、

もう2週間、なんの変化もありません。
(ー ー;)

メディアも信じられない…?
政府も信じられない…?

でも、昨日の首相会見では、

子どもを外で遊ばせてください、との事でしたね。


総理が、

「選抜野球は工夫して、やってもいいのでは?」

と言えば中止にならずに済んだのでは?

…もう残念で仕方ありません。


部活に熱心な中学校が近くにあるのですが、

グランドに生徒の姿を見かけなくなりました。

登下校の時に

「こんにちは!」

と、
Halと私に声をかけてくれる空色のジャージー姿で、颯爽と立ち漕きしていた自転車の男子中学生とも、

しばらく出会っていません。

土日に子どもの声が聞こえてこないのは、

淋しいです。


公共施設の閉館は仕方ないとしても、

せめて、

外の広場くらいは立ち入り禁止にせず、開放してもらえませんか?


外に出て新鮮な空気を吸うほうが、

身体にも心にも、

ずっと健康的だと痛感するこの頃です。







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恩師を囲む会

2020-03-14 09:52:00 | Diary
今朝は冷たい雨。


昨日、
今年11月に開かれる予定の

高校合唱部同窓生主催

『Y先生を囲む令和の会』

案内ハガキが届いた。


宴会の前に

“懐かしの音楽室ツアー”があるらしい…

集合は高校正門前16時、

“汗と涙の染み込んだあの音楽室へ”

とあるが、中に入れるのかな?

なんだか涙が出そうだ…


合唱部の同窓会は2010年の

『うたの同窓会Ⅲ』以来だから実に10年ぶりだ。

合唱部全体では

昭和組と平成組で大きく2つに分けられていたが、

今回は初期メンバーということで
昭和組限定らしい…。

恩師のY先生は赴任当時は二十代半ばだったが、
もうすぐ七十代半ばを迎えられると思う。

毎年、年賀状だけは欠かさずやり取りしている。

合唱部の1、2年後輩たちとは長らく会っていない。

事務局を担ってくれるF君には

実父が島根に居た頃、ずいぶんと世話になった。

みんな元気かなぁ…?

郷里の島根県西部へは新幹線だと乗り換え時間を入れて8時間以上かかるが

飛行機だとその半分…

ただし、唯一の萩・石見空港へは

羽田からの往復便が1日に2便しか飛んでいない…

早速、飛行機+ホテルのパックで検索してみると

案の定、会場の観光ホテルは、バストイレのない喫煙可の和室しか空いていない…

半年以上も前なのに、部屋が取れないと言うことは、
既に関係者が予約を入れているということかな?

スクロールしていくと、
新しくできた駅前のホテルの『女子旅』というパックツアーが見つかった。

一瞬、従姉妹たちの顔が浮かんだが、

介護や仕事で忙しい従姉妹の家に泊まるのは気が引けるし、

ホテルのほうが気が楽だ。

(96歳の伯母たちへは、お土産を渡すついでに、ちょこっと顔を出すくらいが丁度いい)


先月の音大時代の同窓会といい、

年齢のせいか、

(もしかして、会うのはこれで最後かも…)

という意識がどこかにあるのか、
最近は同窓会が増えてきた。


恩師を囲む会は11月だが、
その頃にはコロナ騒ぎも終息しているかなぁ…


そういえば後輩がYouTubeにUPしてくれた
『サボテンの花』があったはずだ。

この頃は、私も
今より太っていて健康的だった。


この『うたの同窓会』の後、

一昨年亡くなった中学時代の恩師A先生ともロビーで出逢ったんだった…

懐かしい…。

11月のY先生、同窓生との再会が今から楽しみだ。

元気でいなくては。

健康を脅かすのは
コロナだけでは、ないんだから…



















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収集グセ

2020-03-13 11:56:00 | 大型犬との生活
この前から

不思議な事に何故か

夫の靴下の片方が無くなる…

洗濯物を室内干ししていて取り込むときに

どこかへ落としたかな?

…と思いながら、

Halのケージを掃除していた昨日、

見つけた…

夫の靴下の片方を。


よく見ると靴下だけじゃない、

ケージの入り口あたりにモジャモジャと何かが捏ねてある…。


インナーが3枚…

私のだ。


そういえば、洗濯して取り込んだ記憶がない…
気づかなかったのも、どうかしてるけれど、

Halの仕業だったのだ。


ちょっと目を離すと、

私や夫が座っていたソファや座椅子に座りたがる…

ベッドの上に乗ってくる…

夫は

「人肌が恋しいのだろう」

と言っているがHalは、部類の甘えん坊だ。


本を読んでいると、

顔を近づけてきて、前脚でチョンチョンと合図する…

“かまってアピール”がハンパない。

このところ、

急に良い子になったなぁと思っていたのは、

私が家にいる時間ができて、

スキンシップする時間が増えているからかも知れない。


過去に捨てられた記憶が、そうさせるのかな…。

一代目のウオーリーはボールを集めるクセがあったが、


下着も靴下も、

チョコアイスもダメだよ‼︎














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専門家の陥穽

2020-03-13 11:35:00 | 報道 ニュース ワイドショー
筑波大の原田教授の

『TVに出ている専門家の話は、どこまで信じて良いのか?』

という、

現代ビジネスの記事を読んだ。


記事の中の『専門家の陥穽』という小見出しに関心を持ったのは、

ずっと気になっていた事があるからだ。


“陥穽”(かんせい)は、

“ 落とし穴”という意味だ。


確かに、このところ

各局のワイドショーでは“専門家”がレギュラー出演している…

私など、

それぞれの専門家の意見には

(なるほど…)

と共感することも度々だが、

時折り、

(アレ?)

と思うことも…。


その“アレ?”と思う瞬間は、どういう場面かというと、

科学的なデータやエビデンスに基づく見解ではなく

「…だと思います」と

消え入るような語尾で、
曖昧な主観が繰り返されたり、

「私は専門家会議の委員ではないし、入りたくもありませんけど…」

という、専門委員会に対する批判めいた主観が出たときだ。

余計な“私情”が加わるだけで、

そこに事実があったとしても、疑いが生じる。

特に新型コロナウィルス感染症に関しては

“専門家”の見解は、とても重要なのに

( なんか残念だなぁ…)

と思ってしまう事が度々あるのだ。


例えば、

ウィルスの数がインフルエンザに比べて少ないと言われている新型コロナについて、

PCR検査では、陰性になる場合があるらしいが、

某専門家の言う

「PCR検査数を増やす事で、感染者数等のデータが集まる」

という見解には、すでに矛盾が生じている。


筑波大の教授の記事は、

『メディアに関わる“専門家”は、
科学的リテラシーを高めるよう勉強して欲しい』

と結んでいたが、

そもそもメディア側の
“専門家”を選定する基準が甘いことも問題だと指摘していた。


とは言え、

ワイドショーは、ニュースほどの信憑性を求めているわけではなく

芸能人の不倫も別居ネタも取り上げる
バラエティ情報番組だし、

『アッコにおまかせ』や
土曜夜の情報番組「サタステ」にも呼ばれているくらいだから、

(O先生、この時は、石坂浩二さんの隣で嬉しそうでしたね)^_^

もうコレは、

“専門家という肩書のタレント”と言って良いのではないだろうか?

コレって、

関西のラテ局のワイドショーで心霊現象専門のレポーターやっていた頃の私と、

さして変わらないのでは?


筑波大の教授の記事を全面的に支持するワケではないが、

ずっとモヤモヤしていた部分をズバリと指摘して貰った気がしている。


まぁ、どうしてもこれだけ露出が多いと

“出る杭は打たれる”

…ということもあるのかな。

しばらくワイドショーを見るのをやめようか…。


これもコロナ疲れのせいかな…。

スミマセン…。

(ー ー;)


ところで、

ここまま株価が下がり続けると、

『年金が消える』という記事を読みましたが…

そっちは、

ホンモノの“専門家”の意見が聞きたいです。


















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コーヒーが冷めないうちに

2020-03-12 10:35:00 | 映画・ドラマ
このところ、

ストーリーが似通った映画を無意識に選んでしまっています。

暗く重いテーマの作品を避けているのは、
この御時世のせいですね。


タイトルだけで選んだのが、

「コーヒーが冷めないうちに」という邦画です。

肩の凝らない軽いファンタジータッチの物語りは、


『フニクリフニクラ』という

落ち着いたレトロな雰囲気のカフェを舞台に、

そのカフェの

“ある場所”

で起こると噂される、

短時間タイムスリップを体験する常連客とカフェで働く女の子の物語り…

都市伝説”をテーマにしたロマンチックなストーリーです。


内容は劇画的というか、

どちらかというと少女漫画風だけれど、

有村架純さん、
石田ゆり子さん、
吉田羊さん、
薬師丸ひろ子さん
波瑠さんなど、

魅力的なキャスティングがくり広げる

ワケありの役柄はオシャレで

それぞれ、見ているだけで楽しめます。

特に、有村架純さんの相手役、

伊藤健太郎くんは、

『スカーレット』のタケシの雰囲気そのまま。

思わず「タケシ!」と呼んでみたくなります。
若い頃の唐沢寿明さんを彷彿とさせる吸引力ある目元と、醤油顔がイイですね!

主人公のカズさん役の有村架純さんは、

コーヒーをドリップで入れるときの所作がとても優雅で、

ウットリ見惚れてしまいました。

石田ゆり子さんは、
座っているだけで絵になります。

黙って座って本を読んでいるか、スーっとトイレに立って歩いて行くか…

前半はセリフがない役なのです。

ラストに近くなって、
ようやく石田ゆり子さんの声が聞けました。
(^^)


監督の塚原あゆ子さんの繊細な視点が随所に感じられ、

コーヒーを入れるシーンとタイムスリップの瞬間が特に印象的で、

美味しいコーヒーが飲みたくなります。


観終わってから、

もし、数分だけ

過去に戻って誰かにメッセージを伝えるとしたら…?

と考えたときに、浮かんだのが

私の場合は、昨年6月に他界した実父でした。

晩年は認知症で被害妄想の症状が強く、

私への恨み言ばかりだった父に

きちんと向き合って
感謝のことばを伝えたいと思いました。


そんな素直な気持ちになれる映画でもあります。


ゆったりした気分を取り戻したいときにもオススメです。












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天使のくれた時間

2020-03-11 12:46:00 | 映画・ドラマ
原題は、

『The family man』

……^_^;

今回は、邦題に技あり!

ざっくり言うと、

ニコラス・ケイジ扮する主人公が、

偶然出会った黒人のキーマンによって
過去の世界に送り込まれる…

そこで、別の生き方をしている自分がいる…

戸惑い続ける主人公は、
そこで、どのように生きて行くのか…

そして、何を見つけるのか…

通常のタイムスリップとは趣の異なる不思議なストーリー。


ニコラス・ケイジって、もともと老け顔だから

13年前の世界に行っても“同じ顔”なのね…

相手役のティア・レオーニって超美人だわ、

それにしても

“昔の女は納税申告書と同じ、3年経ったら破棄したまえ”

という劇中の上司の言葉に

( なるほど… 日本は7年保存だけどね。
でも、現実は逆だよ。
男はフォルダ保存、女は上書き保存だし…)

(⌒-⌒; )


と思いながら観ました。


人生の節目で選択肢が2つあるとしたら?

例えば、

そこに留まるか、それとも出て行くか?

現状維持か、失敗しても挑戦してみるか?


どっちを選べば幸せな人生が送れるのか…

等々を

観る者に、考えさせてくれる映画です。



『テセウスの船』のようなミステリーサスペンスではなく、

ミステリアス・ファンタジーなので、
ちょっと退屈なシーンもありますが、

大人向けのファンタジーとして楽しめます。


最近、

朝目覚めた瞬間に、今起こっている事は現実なのだろうか?

それとも夢なのだろうか?

と思うことがあります。

現実を忘れてはいけないけれど、

少し遠い世界に行ってみたい…

そんな時にもオススメの映画かと…。


写真は今朝6時頃の空です。











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