声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

太陽がいっぱい

2024-08-18 19:50:00 | 映画・ドラマ
アラン・ドロンが亡くなった…

若い人は恐らく関心が薄いと思うが、
昔で言う美男子、ハンサム、

今で言うイケメンの代名詞のような俳優である。

私がドロン氏を初めて知ったのは、
実母が洋画が大好きで、

ブラウン管TVの時代に、
主演映画がリバイバル放映されていたせいだ。

映画.comでポスターを見つけた。

(C)1960 STUDIOCANAL - Titanus S.P.A all rights reservedより引用



名作《太陽がいっぱい》を初めて見た時の後味の悪さが忘れられない…

小学生にしては、マセていたのかもしれないが、
25歳のドロン扮する美しい青年の『罪』は純真無垢な小学生の幼心に強烈なインパクトを残した。

最後のあのセリフ、

C'est le soleil qui tape,

当時の字幕では、

「太陽がいっぱいだ」

となっていたが、調べてみると

「太陽が照りつける、」

と訳せるようだ。

あの時の表情も忘れられない。

映画の題名《Plein Soleil》は、
「太陽がいっぱい」と訳されるので、

翻訳も題名に合わせたのかもしれない。

その後は一気に有名になり、

ミケランジェロの彫刻ダビデのような美貌は、日本でも持て囃され、

紳士服ダーバンのCMはシリーズ化された。

夫のダーバンのスーツはとっくに虫喰いにやられて処分したが、

あのCMのドロンのセリフはしっかりと耳に残っている。

「D'urban c'est l'elegance de l'homme moderne.」

訳すと、
「D'urbanは現代人のエレガンスである」

なのだが、日本語よりフランス語のほうが、やはりエレガントだ。

このセリフは何度もマネした。


EP盤を何度も繰り返し聴いて覚えたダリダとのデュエット♫
『あまい囁き』は、囁き声も魅力的だった…

88歳…

例の日本人パートナーとドロンの子供たちとの揉め事はどうなったのだろう…


今夜は、
ニーノ・ロータの「Plein Soleil」サウンドトラックと

《あまい囁き》を聴いてアラン・ドロンを偲ぼう…

Paroles, paroles, paroles…♪









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