日中は止む間もなく降り続いた雨が夕方になって上がった途端、
空が赤く染まり、虫たちが一斉に鳴き始めた…
台風は、どうなったのか?
昨夕から今朝まで、緊急避難確保が出ていたようだが、
近所の人たちは公民館に行ったのだろうか?
天気予報では、今夜がピークのような事を言っていたが…
この後も降るのだろうか?
息子の住む横浜の桜木町駅周辺では雷が鳴っているらしい…
線状降水帯は海水温が高いせいで
発生するらしいから、まだまだ安心はできない。
TOP画像は動画の切り取りだが、
Facebookに動画のまま投稿したら、
「京都でも見られました」との書き込みがあった…
赤く染まった空に、東寺…五重塔のシルエットが浮かんだ…
想像するだけで美しい風景だ。
「若い頃、御所のすぐ前の放送局に通っていた頃を思い出しました」
と返信したら、
すぐに
「朝の番組…聞いていました」
との答えが返ってきた。
当時出演していた番組名を記すと、
「聞いていました…その頃の自分は20代でした」
とのこと…
Facebook上での繋がりではあるけれど、
そんな何十年も前のことを憶えてくれていた人がいた事が嬉しい。
メインパーソナリティのT氏は既に鬼籍に入られた。
送られてきたT氏の著書には、少しだけ私のことも綴られていた…
当時の私はT氏から
《島根のカルメン》と呼ばれていた。
ロングのソバージュヘアで250ccのオートバイを乗り回し、姐御肌…
そして、1番の問題は、京都の事をよく知らない田舎者だった…
T氏は、そんな田舎者の私をよく揶揄ってトークのネタにした…
今なら炎上しやすいネタだが、当時は普通だった。
いや、揶揄ってもT氏のトークには知性や品があったし、
何より私のような田舎者に対する思い遣りがあった。
ずっと歳下の私に対して、一定の距離を置きながらも、
放送人としての考え方やネタのインプットやアウトプットの方法についても教えてくれた。
T氏の人脈のおかげで、私などは滅多に会えないような、
茶道界や華道界の重鎮、有名企業のトップ達などの豪華なゲストが呼ばれた。
ラジオの楽しさだけでなく、失敗談や苦労話もT氏は本音で語ってくれた。
貴重な経験をさせてもらった…
朝早い番組だったので、
私が夕焼け空の京都を見る機会は、ほとんどなかった…
いつか、夕焼け空の京都に訪れてみたいものだ…。