遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



    かぐや姫も月のうさぎも死んでしまいます。NASAが月に水爆を打ち込んだ模様です。

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 .......給与の改定が済んで、決算もいよいよ大詰めを迎えました。ある意味でとても力のいる仕事です。朝 思い立って、太陽を拝し7回深い呼吸をしました。そして手のなかの太陽を腹中に納めます。そのとき身体のなかでなにかが変わります。今日はキラキラとまぶたのなかで金砂がきらめきました。......これは、すこし 変えてしまっているかもしれませんが、昔読んだ禊教の朝の行を思い出してやってみたのです。........

    ------禊教は江戸時代、伯家神道に学んだ井上正鐵(いのうえまさかね)が起した”とおかみえみため”の教えから発したもので、秩父事件に影響を与えたといいます。また、三島由紀夫さんの神葬祭は、西日暮里にあった神道禊教会で営まれたとか.....伯家神道とは白川王家に伝わる古神道、古代より宮中祭祀の一切は伯家神道によったのですが、明治時代 国家神道に代わられ 白川王家は絶えてしまいました。------


   この朝の行がいつまでつづくかわかりませんが 気力・体力を充実させてくれることは確かです。....ふと思いますのに、連休 出かけていったのも 自分の力を振るわせてくれるおおもとの パワーを求めていたのかもしれません。


   パワーをいただいた一言主神はふしぎな神さまです。「吾は雖悪事、而一言、雖善事、而一言、言離之神」(われはわるいこともひとこと、よいこともひとことで言い放つ神)託宣の神であり、やまと以前に奈良の葛城付近を治めていた王......つまり国津神です。......天津神、今の天皇の遠いご先祖(若干ビミョウ)よりもっと昔、日本に住んでいて、あるいはわたってきて日本の国つくりをした神々のおひとりです。大国主大神がもっとも名高い国津神で出雲大社に祀られて?います。出雲大社にご参拝したときの体験は おおきな旅、ちいさな旅にはいっていますが、拝殿のウラで雷に打たれたような衝撃がありました。


   みなさまもご存知のように、古事記ではアマテラス一族のタケミカズチノカミとアメノトリフネノカミが「この国は天津神のものにするから.....」と大国主大神を脅すのです。ほとんどやくざに近いやり方.....とわたしは思いますね。大国主は「わたしはいいが 息子たちに聞いてくれ」といい、ふたりが魚釣りをしていた長男の事代主神に訊くと「わたしはかまいません」と言いました。

   大国主大神はそれを聴くと「もうひとり息子がいる」といいます。それは武勇で名高い建御名方神でした。もちろん建御名方は「そんなこと おかしいぞ」と怒り、建御名方とタケミカズチは戦って、負けた建御名方は諏訪に逃れ、「この地から出ません」と約束して許してもらいます。それが諏訪大社なのですが、上社と下社があって、たしか下社は建御名方神を見張っているそうです。そして鹿島神宮(ご祭神 タケミカズチノカミ)と香取神宮(フツヌシノカミ)の役割のひとつは、封じ込めた建御名方のけん制にあるとか.....建御名方はよほど力のある神だったのでしょうね。建御名方神、タケミカズチノカミ、フツヌシノカミは日本の三大軍神だそうです。


....さて葛城の一言主と大国主の息子の言代主を同一視する見方もあるのですが、それは違うかなぁ....とわたしは思います。.......田中神社を覚えていらっしゃいますか? ご祭神はかのタケミカズチノカミと少名彦名の神.....この少名彦名の神はアメノカガミノフネに乗って海をわたってきたちいさな神だということです。そして出雲風土記によれば? 少名彦名の神は大国主の国つくりを手伝った神さまで、のちに黄泉の国に帰ってしまわれるのです。


......そこで わたしとしては少名彦名の神と大国主大神から国を奪ったタケミカズチノカミが一所に祀られているっていうことが不可解なのです。田中神社は日本のあちこちにあって、ご祭神は須佐男の神が多いのです。そんなことから、タケミカズチノカミは後から祀られたのではないか...と思ったんですね。


   ところで、大国主大神の娘須瀬理姫を妻にしたのが須佐之男神です。スサノオは国津神と天津神をむすぶ不思議な神です。その性格は古事記と出雲風土記とではまったく違うように見えます。......古事記と日本書紀は今も盛んに行われている”情報操作”の一環だったんじゃないでしょうか。日本はかくのごとく由緒正しくわがものであるというニュースを内外に知らしめるための.....持統天皇は女帝ですから、アマテラスを女神にしたのでは....という説があります。

   わたしのだいすきな瀬織津姫もふしぎなふしぎな神さまです。太陽神天照大神の后神、対となる水の神、そして桜の神.....サクラとは ...神の座からきているそうです。



   このたびしみじみ思ったのは、どうもわたしは国津神のパワーに感応するらしい....ということです。国津神のもともとのお力が強いのか、それともなにかご因縁があるのか それはわからないのですが.....昔 伊勢参りをしたときも、先年厳島神社にお参りしたときも清清しくはあったが、パワーはそう感じませんでした。それとも時期がきていなかったのか......もしかして今年のうちに、大神 オオミワ 神社にご参拝できるかもしれません。


    日本の神社の本家本元.....大神神社......拝殿からご参拝するご神体は山そのもの、オオモノヌシは大国主の別の名ともいわれ、天の磐船で天下ったニニギハヤヒノミコト(物部の祖)ともいわれています。オオクニヌシ オオモノヌシ ニニギハヤヒ モノノベは神話の 日本の古代の歴史の巨大な謎です。なにが起こるでしょう、なにが見えるでしょう、わくわくいたします。


一言主神とは→コチラ

言代主神とは→コチラ

少名彦名神とは→コチラ

田中神社→コチラ




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