以前から読みたかったクラバートをとうとう読みました。小さいおばけ すぐに物語にのめりこみ息もつかずに読みました。ボヘミアの伝説をもとに小さいおばけ、大泥棒ホッツェンプロッツのプロイスラーが書いた小学校高学年からおとなまで楽しめるファンタジーです。宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のエピソードのひとつがこの本からとられているそうです。
湿気と寒さと陰鬱さが終始漂っているのですが 孤児クラバートの思考 生き抜く意志がものがたりをぐいぐい押してゆきます。不可解な行動をとる恐ろしい親方の水車小屋に閉じ込めらいやおうなく働かされ週に一度魔法を教えられる12人の若者たちにいつしか同化して 不安や恐怖が押し寄せます。そのなかの救いは友情でした。魔法があるのになぜ身体をつかって仕事をするのでしょう。 ひとは魔法を手にすることでなにを失うのでしょう。クラバートの危機を救うのは友情と......
もとの伝説が知りたくなりました。伝説ではクラバートを救うのは母親なのだそうです。もとの話から再話して語ってみたくなりました......がいくら検索してもみつかりません。こうなったら想像でふくらませるしかありません。
クラバート → コチラ
映画 → コチラ
アニメ化もされているようです。ハウルの動く城 思い出してしまった.....
クラバート書評 → コチラ
プロイスラーオフィシャルサイト → コチラ
旅行記 → コチラ
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