このSPS協定には、「科学的根拠」があれば、厳しい各国の基準を適用できるという規定もたしかにある。安倍首相 農相 みんなの党のなんとか議員 なんとか戦略研究所まで 口を揃えてSPS協定があるから 「食の安全は保証される」。という。だが そうだろうか? TPPすなわち多国籍企業 たとえばモンサントの要求する科学的根拠とはどんなものなのか?
短いサイクルの動物実験で はたして安全が保証されるだろうか。食というのは何十年という長いサイクルでじわじわ発ガン化したり 世代を超えて奇形が生まれたりするのだ。彼らが そんな長い時間を待てるなどとだれも思うまい。そうこうするうちに企業は国を相手取って多額の訴訟を起こすことだろう。
自動車の関税でさえ 米国などに押し切られる弱腰のわが政府が 国民の安全 健康のために 多国籍企業と戦うとは思えない。日本は場合によってはアメリカより200倍農薬の基準が厳しい そうである。ポストハーベストについては日本が4倍厳しい。モンサントなどの多国籍企業が黙っているとは思えない。
食の安全 子どもの安全を守ろうとするなら 今しかない。