「紙屋悦子の青春」は終戦間近、特攻基地のあった鹿児島出水に住まう
悦子の青春物語である。
青春とはいっても、戦中のことであり、まことにゆかしい日本的な愛の物語である。
兄の後輩の海軍兵士が、悦子のために婿候補を連れてくるという。
ところが、兄は徴用で、都会へ行ってしまい悦子一人で応対することに。
悦子は、実はその兄の後輩に思いを抱いていた。
また、その後輩も悦子に好意を抱いていたが、自分が特攻に出願するので
親友を紹介したのだった。
結局、彼は、特攻を敢行し、戦死する。
その知らせを悦子に届けるのは、婿志望の男だった。
淡々と描き、演劇的要素の非常に強い演出が、淡々と物語をつむいで行き、
この悲報を聞く悦子のシーンで、感動を呼ぶ。
さらに演出は、淡々とした物語を喜劇的なタッチで、兄夫婦を描き
兄に扮する小林薫と兄嫁の本上まなみが絶妙に息が合っている。
お互いが相手をからかいながら、夫婦仲のよさを見せつけてくれる。
とくに、本上まなみが光っている。
悦子の青春物語である。
青春とはいっても、戦中のことであり、まことにゆかしい日本的な愛の物語である。
兄の後輩の海軍兵士が、悦子のために婿候補を連れてくるという。
ところが、兄は徴用で、都会へ行ってしまい悦子一人で応対することに。
悦子は、実はその兄の後輩に思いを抱いていた。
また、その後輩も悦子に好意を抱いていたが、自分が特攻に出願するので
親友を紹介したのだった。
結局、彼は、特攻を敢行し、戦死する。
その知らせを悦子に届けるのは、婿志望の男だった。
淡々と描き、演劇的要素の非常に強い演出が、淡々と物語をつむいで行き、
この悲報を聞く悦子のシーンで、感動を呼ぶ。
さらに演出は、淡々とした物語を喜劇的なタッチで、兄夫婦を描き
兄に扮する小林薫と兄嫁の本上まなみが絶妙に息が合っている。
お互いが相手をからかいながら、夫婦仲のよさを見せつけてくれる。
とくに、本上まなみが光っている。