ひろの映画見たまま

映画にワクワク

パンドラの匣

2009-10-27 19:50:24 | 映画
太宰治原作の映画化だ。

第二次大戦終戦後、若い男が結核の治療のため

療養所に入る。だがそこは、

若き女性たちによる、体のブラッシングという特殊な方法での治療だ。

あいさつも独特の掛け声がある。

その療養所での出来事。

文学であれば、繊細な描写で、ぐんとひかれていくが

これは映画、ちょっとぶった文体のナレーションやセリフがあっても

引き込まれない。

監督の独りよがりという典型の映画だ。

恋の物語でありながら、遠慮してか

当時の雰囲気のつもりなのか

手紙のやり取りのまだるこしいこと。

おまけに、結核という病の陰湿さ。

すなわち喀血という暗いイメージがなんともそぐわない。

太宰自身がこんな暗いイメージなのか、

私自身があまり興味を持っていないせいなのか?
コメント (1)
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