季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「繁縷(はこべら)」

2014-01-09 05:22:19 | インポート

一日一言

社会に出る

世の中に出て独り立ち擂るよ言う

意味で、学生であったり親の庇護

の下にあったりした者が、独立した

人間としての仕事や役割を担うよう

になると言う場合に道いる。

★やがて息子も大学を卒業して、一

人前の男として社会に出ることになる。


春ぼ七草「繁縷(はこべら)」

春の七草の一つ。
・春、道ばたでよく見かける。
・すごく小さく白い5弁花。
 (さらにそれが2裂するので
  10弁花に見える)

・春の七草では「はこべら」、
 千曲川旅情の歌では
 「はこべ」の名で登場する。
・茎は地上をぐるりと這う。

・タンパク質、
 ビタミンB,Cなどに富む。
 昔は食用にしていた。
 また、これを炒った粉に
 塩を混ぜて
 歯磨き粉としても用いた。

・昔の
 「はびこりめむら(蔓延芽叢)」
 が変化して 
 「はこべら」になった、
 という説がある。
 また、茎がよくはびこり、
 種が落ちると
 その年のうちに芽が出て
 繁茂することから、ともいわれる。

・漢字の「繁縷」は漢名。
 茎の中に目立つ筋(縷(る))が
 あることから。


・島崎藤村の
 「小諸なる古城のほとり」
 には繁縷が登場する。
  「小諸なる古城のほとり
   雲白く遊子悲しむ
   緑なす繁縷は萌えず
   若草も藉(し)くに
   よしなし」

・別名
 「朝しらげ」
 (「日出草」とも書く)
   朝日が当たると
   花が開くことから”朝開け”
   それが変化して”朝しらげ”。

・よく似た品種に
 「牛繁縷(うしはこべ)」がある。
 葉っぱはしわしわ。
 花柱は5個
 (「繁縷」の花柱は3個)。
 とても見分けにくい。
 ここでは「繁縷」として
 1ページにしました。


・「カナリヤの
  餌に束ねたる はこべかな」
   正岡子規
(季節の花300より)


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