季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「薺(なずな)」

2018-01-02 05:59:32 | 暮らし
名言名句(113)

「めでたさも中ぐらいなりおらが春」『小林 一茶』

去年がどれほど苦労の多い年であったか、などということは、

正月を迎えると、きれいさっぱり忘れ去っているものです。

雪の正月であれ、晴れた正月であれ、いずれにしても、新

しい年を迎えたという実感は、一人ひとりも胸に、新しい

年への闘志を湧かせるものです。「今年は、今まで以上に

頑張るぞ」と、決意を固める朝なのです。

様々な決意を胸に誓う朝でもあります。一年の計は元旦に

あり、という言葉は、正月が来ると慣例のように使われて

いますが、人間生活は、いかにスタートが大事か、この

言葉が要約しているともいえるでしょう。

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1月から咲く花「薺(なずな)」

開花時期は、 1/15 ~ 5/15頃。
・「薺」は「撫菜」(なでな)
 からの変化。
 なでたいほどかわいい菜、
 の意から。
 また、夏に枯れて無くなることから
 「夏無(なつな)」、
 これが変化したとも。

・秋に芽が生え、早春に咲き始める。
・中国では止血剤、
 ヨーロッパでは通風、赤痢
 などの薬として使われる。
・春の七草のひとつ。


・別名
 「ペンペン草」(ぺんぺんぐさ)
   風に揺れたときの音から。

 「三味線草」(しゃみせんぐさ)
   実が三味線の撥(ばち)に
   似ているから。


・「妹(いも)が垣根
  三味線草の 花咲きぬ」
   与謝蕪村(よさぶそん)

 「よく見れば
  なづな花咲く 垣根かな」
   松尾芭蕉

(季節の花300より)




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