季節の花と言葉の花束

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季節の花「梅」

2018-01-04 05:30:08 | 暮らし
名言名句(115)

「心を平にして気を和(はごやか)にする。これ身を養い徳を養う工夫なり」     『貝原 益軒』

心を平静にして気持ちを穏やかにすることは、

体を養い人格を養う手段である、ということです。

常々、穏和であることが、健康上でも人格を養う

ためにもいい事なのだ、という意味でもあります。

そのように心掛けていても、現実は、なかなか

その通りにいかないのが実情といえることでしょう。

「短気は短命」ということばがあるように、神経を

極度に刺激する短気は命を縮めるもとでもあります。

人間性の向上を含んだ益軒の言葉を要約すると、

短気は体によくないから、いつも心を平静にして

おいた方がいい、ということになります。

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1月から咲く花「梅」

開花時期は、 1/20 ~ 4/ 5頃。
 1月中旬頃から咲き出すもの、
 3月中旬頃から咲き出すものなど、
 さまざま。 
 また、桜とちがって、
 咲き方も散り方もゆっくり。

・木の花が
 ほとんど咲いていない冬に、
 「ついに梅が咲き出したか♪」
 という、    
 うれしさのインパクトは大きい。

・漢名でもある「梅」の字音の
 「め」が変化して
 「うめ」になった。

・「紅梅(こうばい)色」■
  → 色 いろいろ へ


・いろいろな園芸種がある。
・とてもよい香りの5弁花。
 「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」
 の”馥郁”とは、
 「とてもよい香り」の意味。
 (そういえばこの言葉って、
  梅の香りにしか  
  使われないような気がする♪)


・中国原産。
 奈良時代の遣隋使(けんずいし)
 または遣唐使(けんとうし)が
 中国から持ち帰ったらしい。
 「万葉集」の頃は白梅が、
 平安時代になると  
 紅梅がもてはやされた。
 万葉集では梅について
 百首以上が詠まれており、
 植物の中では「萩」に次いで多い。


・幹がゴツゴツしているのが特徴。
 花を見ただけでは
 桜などと区別がつきにくい。 

・実が梅干しとなる(白梅の場合)。
 梅雨の頃に収穫する
 (梅干し、おいしいです)。
 江戸時代には、
 各藩が非常食として梅干を
 作ることを奨励したため、
 梅林が全国で
 見られるようになった。
 ちなみに
 「梅雨(つゆ)」の名の由来は、
 梅の実がなる頃に
 雨が多いかららしい。

・梅の字は「母」の字を含むが、
 中国ではつわりのときに
 梅の実を食べる習慣があるらしい。

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★「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の
            故事
 ある時、
 宮殿の前の梅が枯れてしまった。
 そのときの天皇、村上天皇は
 これを残念に思い、
 かわりの木を探させていたが、
 ある屋敷で良い梅の木を見つけて
 それを勅命で宮殿に献上させた。
 そしてその木を植えてみたところ、
 屋敷の女主人の書いた歌が
 紙で結びつけてあり、

 「勅なれば いともかしこし
  鶯(うぐいす)の
  宿はと問(と)はば
  いかがこたえむ」

 とあった。  
 歌の心を知る天皇は、
 すぐにこの梅の木を
 元の屋敷に返したという。

(季節の花300より)




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