季節の花「カランコ」

名言名句（413）

「百聞は一見に如かず」『漢　書』

『漢書』は、後漢の歴史家斑彪（はんぴょう）（3－54）とその子三人の

親子四人で完成した中国前漢の歴史書です。その趙充国の話ーー。

漢の宣帝の神爵（しんしゃく）元年（前61）、羌（きょう）という遊牧民

族が反乱を起こしました。宣帝が鎮圧のための将軍を物色していると、

歴戦の経験のある趙充国という将軍が、自分以外の者はいないと申し出ま

した。どのような策略で反乱軍を撃つのかと宣帝が訊ねたところ、七十歳

を超えた趙充国は、「百聞は一見に如かずです。敵の兵力は遠くからで計

られません。早急に、現地に向かって策略を立てたいと思います」と進言

しました。実地をつぶさに見聞して情勢をつかんだ趙充国は、やがて、

反乱軍を鎮めることができたのでした。このように、何事につけ、耳で聞

いて納得するよりも、目で確かめてから納得するように心がけたいものです」

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10月に咲いている花「カランコ」

秋から初冬にかけて咲く。
　（温室ものは春まであるようだ）
・葉っぱは多肉質。花色が鮮やか。
・アフリカ東部のマダガスカル島を
　中心とした、熱帯地方原産。

・３月２１日の誕生花
・花言葉は「幸福を告げる」

・別名
　「紅弁慶（べにべんけい）」
　　　赤く強壮な花なので。

（季節の花300より）