季節の花「現の証拠（ゲンノショウコ）」

名言名句（415）

「寸鉄人を殺す」『鶴林玉露（かくりんぎょくろ）』

殺人というと、はなはだ物騒ですが、大慧（だいえ）禅師は禅について

論じているのですから、身体を傷つけて命を奪う殺人ではありません。

人間の心の中に巣くう俗念のことを指しているのです。俗念を殺すの

に、寸鉄をもってする、ということになると分かり易いでしょう。

仕事の上で、言葉巧みなのは大いに結構ですが、あまりうますぎて相手

の信用を失う恐れがあります。信用を失わないで相手を納得させるには、

短いひらめきの言葉が強力な武器ということになるでしょう。とにかく、

人の急所をつくには、たった一言の警句でよい、ということは、日常生

活の周辺でいくつも経験することでもあります。


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10月に咲いている花「現の証拠（ゲンノショウコ）」

花はピンクと白があり、
　西日本ではピンク、
　東日本では白が多い。
　夏から秋にかけて開花。


・薬効　　　下痢、便秘、整腸
・薬用部位　全草
・生薬名　「現の証拠」。
　昔から下痢止めの薬草として
　有名で、
　煎じて飲めばぴたりと効く、
　ところから
　「現の証拠」と名付けられた。
　　（薬効の表現）


・「実」の形が、
　”おみこしの屋根についている、
　　めくりあがった形の飾り”に
　そっくりなところから
　「神輿草（みこしぐさ）」
　の別名がある。



（季節の花300より）