季節の花と言葉の花束

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季節の花「栗」

2019-06-01 04:24:24 | 暮らし
名言名句(640)

「歳月は人を待たず」『陶 淵明』

中年から老年にかかると、この詩句が浮かんできますが、浮かんで

来たら、いくども口ずさんでみることです。自戒と同時に、わずか

の時間でも大切にしなければならない気持ちが湧いてきます。

時は人を待ってくれないから、時間を惜しんで学問に励め、という

ことで啓蒙の言葉として受け止められていますが、この陶淵明の

「雑詩」という題の詩の一行は、もともとのテーマは、近所の人と

酒を酌み交わして歓楽の時間をもとう、ということで、我々が教訓

の意味で読んでいるのとはニュアンスが違います。

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6月から咲く花「栗」

開花時期は、 6/ 1 ~ 6/20頃。
・芳香がある。
・実(み)は、
 あの”針山”の栗になる。
 触ると痛い。

・落ちた実が
 石のようであることから、
 小石を意味する古語「くり」から
 この名になったらしい。

・薬効   はれもの、湿疹、かぶれ
・薬用部位 葉、いが
・生薬名 「栗葉(りつよう)」


・「桃(もも)  栗(くり) 3年、

  柿(かき) 8年、

  梅(うめ)は酸い酸い13年、

  柚子(ゆず)は大馬鹿18年、

  林檎(りんご)ニコニコ25年」。

 実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくてはできない、
 というたとえ。


・フランス語では
 「Marron」(マロン)♪


・「行く秋や
  手をひろげたる 栗のいが」
   松尾芭蕉

 「栗拾ひ
  ねんねんころり 云いながら」
   小林一茶

 「逗留(とうりゅう)の
  窓に落つるや 栗の花」
   向井去来

 「月夜見(つきよみ)の
  光を待ちて 帰りませ
  山路は栗の いがの多きに」
   良寛
 
(季節の花300より)




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