季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「南天(なんてん)」

2012-11-25 03:54:01 | インポート

一日一言

御前様(ごぜんさま)

元々、身分の高い人やその奥方の敬称と

して用いられていたが、現代では「御前」と

「午前」を掛けて、飲酒や遊び事に夢中に

なって深夜十二時過ぎに帰宅すること。

または、その人を揶揄(やゆ)して呼ぶ時に

用いる。

★娘の亭主は、仕事が忙しいと言い訳して

深夜まで遊び惚け御前様に帰宅する生活を

して、いつも夫婦喧嘩をしていた。


11月に実をつける樹木「南天(なんてん)」

開花時期は、 6/15 ~  7/10頃。
・中国原産。
・花は比較的地味な白い花。
  真ん中は黄色。

・漢名の「南天燭」を
  略して「南天」。
  「なんてん」は
  「南天」を音読みしたもの。

・秋に赤い実をつける。
  鳥が食べない限り
  冬中見ることができる。 
    (鳥の大好物のようです)
  実を乾燥させたものには
  「せき」止めの効き目がある
     → のどあめがありますね。
  また、葉には「ナンジニン」
  という成分を含み、
  殺菌効果がある。


福寿草の花と南天の実とセットで
  「難を転じて福となす」という
  縁起物の飾り付けが
  されることがある。
  (特にお正月に多いですね)。
  また、無病息災を願う、
  「南天の箸(はし)」と
  いうのもある。
  防火・厄除けとして
  庭先や鬼門にも植えられる。

・京都の金閣寺の床柱は、
  南天の材を使って 
  いることで知られている。
(季節の花300より)




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季節の花「権萃 (ごんずい)」

2012-11-24 04:31:48 | インポート

一日一言

こせこせど

狭苦しくのびのびしていない、おっとり

していないという意味から、気持ちや

場所にゆとりがなく、おおらかでない状態

を表すのに用いる。

★今度の新会員のA君は、どうも気持ちが

こせこせどが見られ好感が持てない。


11月に実をつける草花「権萃 (ごんずい)」

・樹皮には縦に
  不規則な白い模様がある。
・秋に紅色の袋の中から
  黒い実が現れる。

・材としては
  用途がないところから、
  同様に役に立たない魚とされる、
  「権瑞(ごんずい)」に
  なぞらえた。
  (名前の由来)

・関東地方以西の山地に自生する。

・別名
  「狐の茶袋
    (きつねのちゃぶくろ)」
      実の形から。
  「黒臭木(くろくさぎ)」
      臭気から

三葉空木(みつばうつぎ)科。
・学名
Euscaphis japonica
Euscaphis : ゴンズイ属
japonica : 日本の

Euscaphis
(ユースカフィス)は、
ギリシャ語の
「eu(良)
+ scaphis(小舟)」
が語源。
赤い実が美しいことに
由来するらしい。
(季節の花300より)


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季節の花「梔子(くちなし)」

2012-11-23 03:53:06 | インポート

一日一言

こすっからい

ケチで狡という意味から、ずる賢い

こと屋、下劣で卑しいことを表すの

に用いる。「こすっからい」というよう

にも使う。

★どこで道を誤ったのか、昔の面影は

消え、彼はこすっからい人間に成り下

がった。

歳時記

勤労感謝の日

1948年に「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに

感謝しあう」ことを趣旨として制定された国民の休日

です。勤労感謝の日は戦前「新嘗祭(にいなめさい)」

と呼ばれる儀式が行われる日でした。

「新嘗祭(にいなめさい)」とは、天皇がその年に収穫

された新穀や新酒を天照大神をはじめとする天地の

神に供え 農作物の恵みに感謝する式典でした。

現在では、「勤労」は至極当たり前のことと思われが

ちですが、元気で働けることに感謝し、また家族が

元気で仕事についていることを喜び合いたいものです。


11月に実をつける樹木「梔子(くちなし)」

開花時期は、 6/15 ~  7/末頃。
  一重ものは早咲きで
  八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。
  遠くからでも香ってくる。
・実(み)はオレンジ色で、
  薬用、染料になる。
  無毒なので、布以外にも、
  きんとん、たくあんなどの
  着色料にもなる。

・八重咲きものは実がならないが
  一重咲きものは実がなる。
・実の口が開かないところから
  ”口無し”の名になった。
  また、実にある突起部分を
  くちばしに見立てた、
  「クチハシ」からの変化、
  という説もある。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。


・「小梔子(こくちなし)」は
  八重で
  「梔子」より少し小型。
  形はほぼ同じ。   
・5月6日、7月2日の誕生花
・花言葉は「洗練、優雅」
          「喜びを運ぶ」
・別名「せんぷく」


・「口なしの
    淋しう咲けり  水のうへ」
      松岡青蘿(まつおかせいら)

  「薄月夜
    花くちなしの  匂いけり」
      正岡子規

  「山梔子(くちなし)や
    築地の崩れ  咲きかくし」
      堀麦水(ほりばくすい)

(季節の花300より)

 


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季節の花「臭木(くさぎ)」

2012-11-22 05:30:00 | インポート

一日一言

腰を据える 

腰を下ろして座りこむという意味から、

じっくり落ち着いて一つの事をする様子

を表す時のたとえに用いる。

★何度も転職を重ねた友人だが、今度の

職場では、今度こそは腰を落ち着かせて

貰いたい。


11月に実をつける草木「臭木(くさぎ)」

・開花時期は、 7/25 ~  8/末頃。
・木や葉の薬品臭から
  臭木の名がついたが、   
  花自体はとっても甘い香り。
・実は瑠璃色でよく目立つ。
  秋に実る。
  鳥の好物らしく、
  鳥がよく来る木の実は
  すぐなくなってしまう。
  (青く丸いのは「タネ」らしい)

熊葛(くまつづら)科。
・学名
Clerodendron trichotomum
Clerodendron : クサギ属
(または Clerodendrum)
trichotomum :
三分岐の、三叉の
Clerodendron
(クレロデンドロン)は、
ギリシャ語の
「cleros(運命)
+ dendron(樹木)」が語源。
(季節の花300より)



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季節の花「くこ」

2012-11-21 04:34:40 | インポート

一日一言

腰を折る

腰をかがめるという意味から、人に

頭を下げる、あるいは、屈服すると

いう場合のたとえん用いる。

又、人の話などを途中で邪魔して

やめさせてしまう時のたとえとして

も用いる。

★彼の悪い癖は、人が説明している

時に、突然話の腰を折ることだ。


11月に実をつける果樹「くこ」

夏から秋にかけて紫色の花が咲き、
  そのあとで赤い柔らかい実がなり
  食べられる。
  (実の赤い色は、干しても
    なかなか色落ちしない)
  この実を酒や焼酎に漬けて
  「クコ酒」にする。
・枝にはとげあり。


・根の皮は解熱や強壮薬にもなる。
  根は、
  「地骨皮」という漢方薬になる。
  中国と日本では古くは
  「沼美久須利(ぬみくすり)」と
  呼ばれるほど薬として有名で、
  栽培も盛んだった。

・とげが多いところから
  生垣としても植えられる。

・中国名「枸杞」の
  音読みが「くこ」。
(季節の花300より)



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