季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「アザミ」

2017-11-10 05:20:56 | 暮らし
名言名句(60)

「生きても生きても生き足りることはない」『西岡 光秋』

「菊のわかれ」という私の第五詩集があります。この詩集は

散文詩集ですが、その中に、同じ表題の「菊のわかれ」と

いう詩があります。その中の一行で、自分の作品ながら、

私はこの言葉を時折思い出しては、弱気になりかかった

ときなど、自分に対する励ましの言葉としているのです。

人間は、生きるということに貪欲でなければ、自己を充実

させることも、生活の向上もあり得ません。

しかし、現実は、様々な落とし穴を設けていて、生に対する

貪欲志向の足を引っ張りに来ます。いくら引っ張られても、

腕を振り払うときに役立つのは、この詩句のお陰です。

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11月に咲いている花「アザミ」

花の特徴 茎の先に頭花をつけ、筒状花をたくさん咲かせる。

葉の特徴 葉は羽状に裂け、縁に棘がある。

実の特徴 そう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

この花について ―

その他 アザミは、キク科アザミ属の多年草の総称である。

日本だけでも100種類以上あり、見分けるのがむずかしい。

俳句の季語は春である。

ただし、夏薊、秋薊などの季語もある。

(みんなの花図鑑より))




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季節の花「アキノキリンソウ」

2017-11-09 04:32:45 | 暮らし
名言名句(59)

「ここまでたどり着いて 誰ひとり見えない うつむくな
 僅か空に残る あの青を信じるがよい 」『安部 宙之助』


詩の一節ですが、人の生きる道程のある過程での希望を表して、

味わいのある詩句です。

リズム感もあり、動きも感じられ、いくども口にしてみたくなる

詩句です。一生懸命に歩いてきたが、一人ぐらいは私を信じたよ

ってくれる者がいると思ったのに、うわべばかりの人間ばかりで、

ただの一人も信じられない。しかし、それで失望してはいけない。

生きて行く道の空を見上げても、ほら、僅かだが青い道がみえる

ではないか。まだ信じうる誰かがいるはずだ、という象徴的な内容

を持った詩句です。青は希望を表しています。

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11月に咲く花「アキノキリンソウ」

花の特徴 茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)

を出し、たくさんの黄色い花(頭花)をつける。

1つ1つの花は舌状花4枚から6枚が一列に並び、真ん中に筒状花が

ある。

総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は狭い鐘形で、総苞片は

4列に並ぶ。

葉の特徴 葉は互い違いに生え(互生)、下部の葉は卵形、

上部の葉は披針形である。

実の特徴 そう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が

種子のように見えるもの)この花について 茎は細くて硬く、下部

黒紫色をしている。

その他 和名の由来は、秋に咲き、また黄色い花の美しさをベンケイ

ソウ科のキリンソウにたとえたものである。

別名をアワダチソウという。これは、花が泡立つように咲くという

ところからきている。

(みんなの花図鑑より)




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季節の花「木瓜(ぼけ)」

2017-11-08 05:09:27 | 暮らし
名言名句(58)

「すすき野の風のあなたのあなたの陽」『八幡 城太郎』


一面のすすき野を眼前にして、すっかり深まった秋の

気配の中に佇んでいると、ふと、すすきの穂を渡る風

の遥かかなたに、陽を受けている一群のすすきーー。

うすら寒い情景の中で、その陽の光を見ることによって、

胸の奥深くにほっとした安らぎを覚える、というのです。

そn陽は、夕日がひときわ息づくように射すことがあり

ますが、その夕日の射してきた陽でしょう。

人は、生きて行くうえで、この陽の温もりを求めている

のです。ほっと安らぐむくもりを探しながら、毎日の

単調な生活に耐えているのです。

平坦な暮らしを一瞬にしろ救ってくれる陽を、手探り

しているのです。

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11月から咲く花「木瓜(ぼけ)」

開花時期は、11/25 ~ 翌 4/15頃。
 11月頃から咲き出す花は
 春に開花するものと区別するために
 「寒木瓜(かんぼけ)」と
 呼ばれることがある。

・中国原産。
・実が瓜のような形
 であるところから「木瓜」。
 「木瓜」を
 「もっけ」と呼んでいたのが
 次第に
 「もけ」→「ぼけ」になった。
 (「ぼっくわ」→「ぼけ」
        の説もある)

・花の色は赤、白、ピンクなど。
・枝にトゲがある場合と
 ない場合がある。


<木瓜と草木瓜のちがい>

【木瓜(ぼけ)】
  ・背が高い。
  ・枝のトゲはあまり目立たない。
  ・実は草木瓜の実よりも
   大きくて、色は黄色。
   縦に「彫り」が入っている。

【草木瓜(くさぼけ)】
  ・背は木瓜より低い。
  ・枝にトゲがいっぱいある。
  ・実はボケよりは小さく、
   色は黄色。
   縦に「彫り」は入っておらず、
   表面はつるつる。


・1月21日、2月19日の誕生花。
・花言葉は「指導者、先駆者」。


(季節の花300より)


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季節の花「寒椿(かんつばき)」

2017-11-07 03:51:30 | 暮らし
名言名句(57)

「好色・博奕(ばくえき)・大酒・三つの重戒(じゅうかい)、これを古人おきてなり」  『花伝書』

恋愛遊戯、ばくち、大酒、この三つの戒めは、亡父観阿弥の

言った申楽の芸の稽古事に関する掟である、という意味です。

芸事にたずさわる者の注意事項について観阿弥が述べた言葉

ですが、これは、芸事の稽古に関わる事だけではありません。

一般的にも言えることです。

逆に、一般的なことを守れないようでは、芸事においても大成

しない、ということにもなります。

もっとも、いくらかの好色、若干のバクチ趣味、少々の飲酒癖

ということは、一人ひとりの人間は、みな持っています。

観阿弥の戒めは、度を越えてはいけない、ということです。


歳時記

立冬

11月7日。および小雪までの期間。

太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。 

立冬とは、冬の始まりのこと。

「立」には新しい季節になるという意味があり、

立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。 

※これらを四立(しりゅう)といいます。

朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、

冬が近いことを感じさせる頃。

木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。

立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。

この日から立春の前日までが冬。

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11月から咲く花「寒椿(かんつばき)」

開花時期は、11/25 ~ 翌 2/10頃。
・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。
・花びらは1枚ずつ散る。
・公害に強い。
 道路と歩道の間の植え込みなどに
 よく植えられる。


・山茶花とは、
 葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで
 なかなか見分けがつかない。
   (学名的にもほとんど同じ)

 【寒椿】
  ・枝が横方向に伸びるので
   背丈が高くならない。
   せいぜい高さ1mぐらい。
   ただし、
   「獅子頭(ししがしら)または
    立寒椿(たちかんつばき)」
   と呼ばれる品種は
   背丈が高くなるので、
   山茶花と区別がつきにくい。
   (この品種は寒椿でなく
    山茶花の一種として
    紹介されることもある)
  ・花びらの数は多く、
   14枚以上。
  ・花びらはあまり
   しわしわにならない。

 【山茶花(さざんか)】
  ・背が高い。
  ・花びらの数は少なく、
   5~10枚。 
   (ただし数の多い品種も
    あるようだ)
  ・花びらは
   しわしわになるものが多い。


(季節の花300より)



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季節の花「アロエ」

2017-11-06 04:05:53 | 暮らし
名言名句(56)

「風は 私の傷口をさらにあばきながらも なぜか自ら傷つき孤独でさえある」『丸地 守る

私たちが何気なく体に受ける風について、風と人との

かかわりは、人体に強く当たったり、爽快な感じで触

れてきたり、というぐらいにしか感じません。

春の風は爽やかで、冬の風は冷たい、と言った一般的

な風の把握で、風そのものを受け止めています。

ところが、ある日あるとき、風は、人の心の傷口を暴

くことがあります。人が何かに傷ついたとき、傷つい

たまま風に吹かれて佇んでいたり歩いていたりすると、

風は、意志あるもののごとく傷ついた心をあばくのです。

あばかれた心の傷口の痛みは、季節ごとにその痛みの形

を変えます。春ならば、どこか一点、痛みを癒してくれ

そうな風の息吹があり、冬ならば、とことん痛みをえぐり

取ろうとする強固な風の勁(つよ)さを持っているものです。

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11月から咲く花「アロエ」

開花時期は、11/15 ~ 2/10頃。
  (夏咲きの品種もある)。

・アフリカ原産。
・花が咲くものと
 咲かないものがある。
 鉢植えしているものは
 咲きにくいようだ。
・橙色の花。

・薬用部位、薬効
  葉っぱ(整腸、やけど)。
 葉は肉質でギザギザ。
 健康食品となるがすごく苦い♪
 別名「医者いらず」。
 (私も子どもの頃、
  病気になると
  食べさせられました。
  効いたっけ?)



・日本で栽培されるのは、
 ほとんどが
 「木立(きだち)アロエ」
 という種類。
 「木立蘆薈(きだちろかい)」
 の名前もある。
 ”蘆薈(ろかい)”は、
 「aloe」を「ロエ」と
 音読みしたものに
 「蘆(ろ)」と
 「薈(え:会)」の漢字を
 つけたものらしい。
 (「アロエ」を中国語音訳した
   漢字の「蘆薈」
   からきたとの説もある)

    木立アロエ(キダチアロエ)
  ≒ 木立ロエ
  = 木立蘆薈 (キダチロカイ)


・葉っぱの幅が広い
 「アロエ・ベラ」
 という種類もある。
 ヨーグルト等で使われるのは
 こちら。葉っぱは苦くない。


・東京周辺の見どころ

 <伊豆白浜、アロエの里>
   伊豆半島東南にある
   白浜のアロエ群落。
   住民の方が
   一ヶ所に持ち寄って
   植えたのがはじまりらしい。
   花見頃11月下旬~1月上旬。
   静岡県下田市白浜。
   最寄駅
    伊豆急下田駅

(季節の花300より)





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