新橋〜横浜間に日本初の鉄道開通と1921年に東京駅丸の内口に初代鉄道博物館が開館したことを受け、当時の鉄道省より10月14日(旧暦では9月2日)は鉄道記念日とされ、1949年からは国鉄の記念日とされて来ました。しかし国鉄分割民営化後の1994年からは運輸省(現在の国土交通省)により鉄道の日とされ、国内全ての鉄道事業者が祝う日とされ今年で制定から30周年の節目となりました。
昨年2022年は鉄道開通150周年、今年は鉄道の日制定30周年と本来なら祝福すべきことなのですが、2020年の新型コロナウイルス大流行の影響もあり、利用者の減少に伴う合理化と赤字路線や地方私鉄の存廃問題が頻繁に議論され、全体的に縮小傾向にあるのが実に残念なことです。
(写真は2022年実施の1号機関車をイメージした黒い山手線。撮影地は高輪ゲートウェイですが、線路脇の超高層ビルが姿を見せ始め完全順光での撮影は不可能になってしまいました。)とはいえそんな状況下でも新線開通や計画など前向きな明るい話題もあるのは救いですが、果たして次の10年20年後はどのようになっているか、少しでも活気を取り戻していて欲しいと願わずにはいられません。