本年2025年は東京臨海副都心への交通機関として親しまれる新交通ゆりかもめ線の開通から30周年の節目を迎えます。1995年11月1日に新橋(仮駅)〜有明間が開通し、その後は2001年に現在の位置へ仮設だった新橋駅の移設や2006年の豊洲駅延伸などを経て現在に至ります。開通時にはサイリスタ位相制御の7000系と、その改良版で1999年〜2006年に増備されたVVVFインバーター制御の7200系で長らく運用されますが、2014年1月18日には老朽化と利用者の増加に伴う対応で置き換え用の7300系が営業運転を開始し廃車が開始されました。2018年からはマイナーチェンジ車の7500系も加わり、2020年10月で両系列の置き換えを完了させ現在は7300系と7500系での運転になっています。
初代車両はステンレス製でしたが、7200系では裾を絞った幅の広い無塗装アルミ合金車体が採用され、腰部に7本の細い青のラインと虹をイメージしたデザインが施されています。扉は片開きから1100ミリの外釣り式両開き扉とされ、乗り降りの時間も短縮しました。将来の廃車時のリサイクル性も考慮されアルミ合金の材質を一種類に絞ったモノアロイ化が図られています。
ブラックマスクが特徴的な正面は中央部にLED前照灯を配置し、昼夜を問わず点灯させている他、排障器周りにもHID灯が設置されており、何らかの理由で夜間に手動運転を行う際は点灯させて視界を確保するようになっています。日本の鉄道車両では余り馴染みのない外釣り式扉のためか、アジア諸国やヨーロッパで見られるMRTのような印象もある外観になりました。
車内はセミハイバックのロングシート仕様として立席定員も確保しており、これにより定員も1割程増加するとされています。狭いボックス席を備え車内の流動性に難があった7000系列(後年に一部編成をセミクロス化)とは異なり、乗客にとってはありがたい変化になりました。
ドア上には17インチ液晶画面を千鳥配置とし、チャイムの代わりにドア開閉時はブザーが鳴動する仕組みで、戸閉装置は富士電機が手がけるラック・アンド・ピニオンと呼ばれる電気式で後にこの方式はJR東日本で大量採用されています。早いもので、今年は7300系の初登場から12年が経過しました。先代7000系は海沿いを走行する影響からか比較的早期の廃車となりましたが、本系列はどれくらい活躍できるのか気になりますね。
※新年明けましておめでとうございます。今年も気まぐれな更新になるかとは思いますが、何卒よろしくお願いします。
本年もよろしくお願い致しますm(_ _)m
いつも応援ありがとうございます。
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、いつも訪問頂きありがとうございます、本年もよろしくお願いします